NO.314 中国が南沙諸島に海軍基地を建設した理由は、日本政府による尖閣の国有化を、アメリカが容認したからです。・・・尖閣の国有化は、中国に戦争を仕掛ける行為に近い。

仮に、日本が尖閣に自衛隊を上陸させると、間違いなく中国は軍事攻撃を仕掛けるでしょう。


日本と中国の双方が尖閣の領有権を主張しています。自衛隊の尖閣上陸を容認する事は、中国にとって、領有権の放棄を意味します。中国は、尖閣上の自衛隊を、間違いなく軍事攻撃する。

ですから、日本が中国との戦争を意図している場合には、尖閣に自衛隊を上陸させるでしょう。そして、中国が尖閣の自衛隊を軍事攻撃すると、アメリカが日米安保条約第5条の規定に従って、参戦する。日本は、アメリカを参戦させる事を意図して、尖閣に自衛隊を上陸させた。


平和的解決を意図する者は、相手の意思を尊重する。日本の尖閣の国有化は、尖閣の領有権を主張する中国の意思を尊重していない。日本は、戦争を意図している可能性がある。

中国は、そう認識するでしょう。


アメリカは、日本の尖閣の国有化を容認した。その報復措置として、中国は、南沙諸島に海軍基地建設を行った。

アメリカに対する抗議と、自己防衛の為です。アメリカが尖閣の国有化を容認した事により、中国は、アメリカが中国との戦争の意思を疑った。

これに対して、南沙諸島の領有権を主張している国々は、この状態を放置し続けている。いずれ、南沙諸島の中国の領有権は、確定されるでしょう。

アメリカ軍は、抗議のデモストレーションを行うだけで、中国軍に対して、強制力を行使しない。・・・アメリカには、中国と戦争をする意思はない。

南沙諸島の領有権を主張する国々は、単独では、領有権を取り戻そうとはしない。


中国は、軍事拡大を続けている。中国軍の目的は、中国の周辺地域での戦闘です。中国本土からミサイルを発射して、アメリカ空母を撃破する。中国本土から、ミサイルで、沖縄の米軍基地の燃料施設を破壊する。



アメリカ外交の目的は、国防総省による防衛計画の立案を実現させる事である。




アメリカは、これに反発します。その理由は、国防総省による防衛計画の立案が困難になるからでしょう。アメリカの外交政策は、国防総省の意図により決まるようです。

国防総省が、アメリカの安全保障を確実にする防衛計画を立案する。この防衛計画の立案を困難にする軍事力の排除を、国防総省は、アメリカ政府に要求する。

イランの核開発が核兵器に転用されたら、国防計画の立案が困難になる。だからアメリカ政府は、イランの核開発の阻止に踏み切った。



中国の覇権主義の原因。・・・単に、中国の外交官達が、視野が狭くて未熟である事である。これが、全てです


中国のキャリアは浅い。ヨーロッパ諸国のような、長い年月の間に培った外交のキャリアの蓄積がない。

中国の外交官達は、視野が狭くて未熟です。彼らは、目先の利益にしか関心を持たない。安易に威嚇に頼ろうとする。相手を威嚇して屈服させると、中国国内でヒーローになれる。これが、中国の外交官達の行動原理でしょう。

中国の最高指導者達は有能でしょう。10億人の漢民族の中から、権力闘争を勝ち抜いてきた人達です。しかし、最高指導者達は、中国外交の基本方針を設定していないのでしょう。

その結果、未熟な個々の外交官達が、各自が自分勝手に、目先の利益を求めて外交をする。そうした個々の外交官達の行動の総体が、中国外交として認識される。

アメリカは、これを覇権主義と錯覚し、対抗措置を取る。中国の外交官達は未熟だから、情勢を理解することができないで過剰に反発する。これが、米中軍事対立の実態でしょう。


今、中国は台湾に圧力をかけ続けていますが、中国にとって全くの無益です。中国の外交官達の未熟さを証明しています。

台湾が有能ならば、一国二制度の堅持を、台湾の基本方針とするはずです。アメリカよりも中国が、台湾に近い。今までは、アメリカが超大国だから、遠くアジアまで、影響力を行使できた。アメリカは、共産主義国家である中国に対抗する為に、民主主義国家である台湾に、利益を与え続けてきた。

今まで台湾が得られてきた利益は、こうした情勢の偶然の結果だった。アメリカの力は、衰える時が来るかも知れない。台湾が有能ならば、この事を行動の前提とするはずです。台湾が、自ら、一国二制度に協力する方法を探すはずです。台湾を、アメリカ以外の大国の軍事的脅威から守っている主体は、中国です。


中国の外交官達が有能だったら、この状況を理解したはずです。そして、台湾の今の制度の存続を保障して、一国二制度への協力をオファーしたはずです。

そして状況を台湾に懇切丁寧に説明して、理解を得させるはずです。台湾が一国二制度を、本当は必要としている事を、理解させるはずなのです。


しかし、中国の外交官達は未熟である為に、台湾に圧力をかけ続け、アメリカによる必要の無い反発を招いています。



漢民族の帝国は、過去に世界侵略を行なった事がない。


漢民族の国家は、過去、世界侵略に踏み切った事がなかった。漢民族が行なってきた事は、中国の土地に国家を作り、その国家を防衛する事だけだった。


中国軍の目的は、純粋に自己防衛です。現在、コロナパンデミックにより、全世界の軍隊に、大きな行動の制約があります。中国軍だけが、コロナを支配している。中国軍にとって、現在は、世界進出の絶好のチャンスなのに、中国軍は世界進出を選択しない。

今、中国は、世界自由貿易体制を支持する意思を明確に表示した。

戦争は、自由貿易の障害となる。漢民族の国家は、世界侵略ではなく、自由貿易を選択した。



東アジアで戦争が起こるなら、原因は日本でしょう。


日本政府は、「自由で開かれたインド太平洋。」構想を主導すると宣言します。東アジアの各国に、この構想への参加を呼びかけています。この構想の実現の為に、参加各国への支援を行う事を宣言しています。

中国は、この構想を、中国への戦争行為と認識するでしょう。日米安保条約の故に、日本は安全です。日本の領土や尖閣に、中国が軍事力を行使したら、アメリカは、日本と共同防衛を行う。

しかし、他の国々の防衛の意思は、アメリカにはない。この構想に参加した国々は、単独で中国と戦争しなければならなくなる。


こんな危険な事を、日本は繰り返している。いつか、日本が戦争を引き起こすかも知れない。

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