No.311 償還期限なし、利率ゼロの国債。中央銀行だけが購入を許される。政府は調達した資金で、新規国家プロジェクトを遂行する。 ・・・インフレ率が設定上限を超えた場合にのみ、この国債を償還する。 問題解決。判断してください。
産業、そして経済の拡大。その為に、民間産業が行わないプロジェクトを国家が行う。その規模だけ、経済は拡大する。経済の規模に相応した通貨を社会に流通させる。
この国家プロジェクトに税金を使う事は不適切。プロジェクトの規模だけ、民間事業は収縮する。マクロ経済学の基本だと思う。資産家達が国債を購入することも同じ。
資金調達が適切なら、例えばNASAのプロジェクトは、全世界の全てを革命的に変革させる。
政府がプロジェクトを構想する。そのプロジェクトに必要な規模の資金を、中央銀行が新たに通貨を発行して供給する。政府は、プロジェクトに必要な規模だけ、利息ゼロの国債を発行し、中央銀行に購入させる。
説明しましょう。
産業における生産は付加価値生産。付加価値は、商品の生産の際の、貨幣的価値のゼロからの創造。為された付加価値に対して、通貨が供給されなければならない。
商品が購入される事だけが、付加価値を決定する。
従って、国家プロジェクトが遂行される時点で、付加価値生産は決定する。商品が使われなかったら、単なる消費。例えばピラミッド建設は、巨大消費。古代エジプト経済を支えた。
宇宙都市とする為に、デススターのような巨大宇宙ステーションを建設しましょう。
古代ローマでは、強力な金鉱がローマ経済を支えていたと聞きます。ローマ政府が、採掘した金で商品を購入し続けたのでしょう。産業が生産能力を備えていても、商品が購入されなければ産業は衰退する。政府が商品を購入すれば、産業は成長する。ケインズ政策のように、
新しい国家プロジェクトは、新しい産業。金鉱がないなら、中央銀行が通貨を発行して、プロジェクトに資金供給する。
NASAは、資金規模の制約の為に、プロジェクトの構想すら行わなかったのでしょう。資金制約から解放されたら、NASAの本当の実力が発揮される。
ただし、付加価値生産が行われなくなった時、その規模の通貨を回収する。インフレ率が設定された上限を超えた時だけ、その国債を償還する。
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