No.308 インドに潜在する可能性。・・・「世界の危機に際して、神様はインドを準備した。」あるキリスト教徒達は、そう思うかも知れない。

インドの潜在力・・・推測による、僕の考察です。


インドを訪問した日本の人達は、カースト制度にカルチャーショックを受けます。彼らはインド人の友人で有る事を選択しています。


ヒンズー教の法則が全てを支配します。上位のカーストの人と下位のカーストの人が接触すると、上位カーストに好ましくない"Cause"が生まれる。"Cause"が"Result"を生起させる。"Result"とは、輪廻転生のダイナミズムによる結果です。この際、下位カーストの人には、好ましくないcauseは生まれない。


インド社会では、下位のカーストの人が触れた例えば食器などに上位カーストの人は触れない。このことに、日本からの訪問者はカルチャーショックを受ける。差別と表現する事は、不適切と思います。ヒンズー教の法則による要求です。


カースト制度の最上位はバラモンであり、4段階のカーストの下に、Dalitなどの賎民(Outcast)であるカーストがあります。

Dalitの人々は、全てが自由です。ヒンズー教の法則に、全てを許されています。バラモンの人達は、ごく限られた事しか許されていないだろうと思います。バラモンの人々は、インド国内の豪華な宮殿の外に出る事を許されない。そんな状態だと推測します。


バラモンの人達は、国際社会で活動できないと推測します。国際社会で自由に活動できるのは、Dalidの人達でしょう。キリスト教徒は、Dalidの人達を、対等の人格として接する。

インドは、Dalidの人達がいないと、国際社会で生きてゆけない。


カーストは、インドの人々にとって、内面における大きなテーマでしょう。インドの人々は、国際社会との対話により、この内面におけるテーマを解決しようとするでしょう。


ヒンズー教徒は、ヒンズー教の法則を、どのようにして知ったのでしょうか?神様の預言によってではない。瞑想によってでしょう。

小室直樹先生が、唯識(Yogachara)説を指摘した。

人の精神は、"Result"の一つです。森羅万象("Everything")における全ての世界は、resultです。輪廻転生は、ダイナミズムです。"Cause"が起こると、輪廻転生により、"Result"が生起する。"Result"は、creationです。人間の精神は、輪廻転生のダイナミズムの一部です。それ故に、人間は、瞑想により、輪廻転生のダイナミズムを知ることができる。


キリスト教徒も、類似の発想をします。キリスト教徒は、現代物理学を生み出した。ヒンズー教徒も、現代物理学を生み出すことができるでしょう。

現代物理学では、ダイナミズムが主体で有ると考えられていると理解します。ダイナミズムは、作動する場を要求する。ダイナミズムが、時間と空間と物質の発生を要求する。

水面に喩えられる。輪廻転生は、水面に発生した波です。輪廻転生は、泡沫の発生を要求する。人間の精神や、全ての世界は、この泡沫です。

ダイナミズムが終われば、泡沫は消えてしまう。後には、静かな水面が残る。


"Cause"が異なれば、異なった輪廻転生が作動します。ヒンズー教の教義は、人間が過去に経験した"Cause"による輪廻転生です。

新たなcauseによる輪廻転生を、今のヒンズー教は知らない。ヒンズー教には、教義の変更の可能性がある。


ITを、過去のヒンズー教徒は知らなかった。既存のカーストは、ITには対応していない。インド社会は、ITによる新しいカーストのルールを築きつつあると聞いています。


変革のポテンシャルは、大きいと思います。インドでは、異なったカーストの人達同士のコミュニケーションは、困難でしょう。特にバラモンの人達は、他のカーストの人達との接触を許されない。殆どのインドの人達は、バラモンの人達を殆ど知る事ができないでしょう。

殆どのインドの人達は、バラモンの人々が存在すると聞いている。しかし、姿を見る事はなく、声を聞く事もない。そして、伝えられた情報だけを知ることができる。この事を、僕は推測します。


インドは、巨大な変革のポテンシャルを秘めている。


ヒンズー教徒は、カーストの宿命に、問題としての強い意識を抱くでしょう。カーストは、時として、運命による呪いかも知れない。彼らは、内面における宿命を解決する強い意志を持つでしょう。彼らは、輪廻転生の本質を理解しようとする強い意思を持つ。彼らは、物事の本質を理解する洞察力を鍛えられる。

彼らは、彼らと根本的に異質な国際社会との対話により、内面における宿命を解決しようとするでしょう。

インドが国際社会の一員であるが故に、国際社会における諸問題は、彼らにとって解決されなければならない宿命となる。


インドの人々は、特別に使命を授けられる為に、神様から選ばれた人々のように見えます。人々を人類社会が直面する危機から救済するために、神様はインドを準備したかのように見えます。

まるで、このような状態であるかのように、僕には見えます。



インドの被差別民であるDalitの若者達のアメリカの大学院への留学の提案。


彼らは、ヒンズー教徒とキリスト教を対比させて洞察するでしょう。この事により、彼らは、両方の宗教に対する深い理解を獲得するでしょう。

聖書は、人類最高の天才知性による書物でしょう。この事にキリスト教徒は賛成するでしょう。聖書は、神の言葉である。ただ、人間が神を知ることを、神様は許さない。この事は、キリスト教の原則です。


「神様を見た人間はいない。私は、どの宗教の神が、真実の神かを知らない。創造者である神は実在せず、ヒンズー教の宇宙観が真実なのかも知れない。しかし、私は、キリスト教の神様を信じる。」

これが、キリスト教徒の姿勢でしょう。

人が神の真理を知る事を、神は許さない。神の真理を知らない者は、ジャッジをすることを許されない。キリスト教徒は、異教徒を罪であると裁いてはならない。故にキリスト教徒は、ヒンズー教徒の信仰を尊重する。

ヒンズー教徒がキリスト教徒を受け入れる事ができるなら、ヒンズー教徒とキリスト教徒は、友人になれる。


そして、ヒンズー教も、人類最高の天才知性が生み出したものでしょう。両宗教は、宇宙の本質を深く理解する。

キリスト教は創造者である神を前提とし、ヒンズー教は、創造者である神が存在しない事を前提とする。


ヒンズー教では、人は瞑想により、輪廻転生のダイナミズムを知る。科学は、宇宙の真理を一つずつ発見してゆく。同様に、ヒンズー教徒は、瞑想により、輪廻転生のダイナミズムを発見し続けてゆくと思います。

新たな真理が発見されると、世界は変革する。ヒンズー教は、本質的に、革命思想でしょう。キリスト教も革命思想です。


キリスト教徒と同様に、ヒンズー教徒は、世界情勢に変革を起こして、人類社会が直面する問題を解決するでしょう。


バラモンを除くヒンズー教徒は、被差別意識を自覚するでしょう。被差別民は、差別されるが故に、特別な使命の為に選ばれたるものとしての使命感を持つ。これは、人類の原理です。

殆どのヒンズー教徒は、神の戦士となり得ます。これは、神を信仰する視点による表現です。

Dalitは、最も差別を受けるが故に、選ばれた者としての、最高の使命感を有する事になります。


ヒンズー教徒は、カースト制度を、解決されるべき内面の問題として認識するでしょう。

キリスト教徒、特にプロテスタントは、内面における呪詛である運命の意味を理解するでしょう。ローマ人への手紙のテーマである予定説は、プロテスタントにとって、底知れない恐怖です。

この恐怖から解放される事が、プロテスタントの課題です。プロテスタントは、ヒンズー教徒の内面におけるカースト制度の意味を理解するでしょう。


神様を恐怖する事がキリスト教信仰の基本です。ニネベの人々は、神様を恐れて悔い改めたから義とされた。この事は、キリスト教徒にとって希望でしょう。


疑問提起。国際社会で活躍するインド人は、どのカーストの人々でしょうか?・・・バラモンの人々は、国際社会で活動する事が、宗教的に許されているのか?

インドの人々の優れた知性は、国際社会で証明されています。インドの人々の知性は、インドの社会環境で育まれたものでしょう。最上位カーストのバラモンの人々は、最も厳しい義務を負っているはずです。

カースト制度において、バラモンの人々は、唯一、被差別意識のない人々かも知れない。

しかし、バラモンの人々は、宗教上の最も厳しい行動の制約が課せられているでしょう。彼らは、彼ら自身の意思でバラモンを選択したのではない。

彼らは、国際社会で行動する事を許されないかも知れない。彼らは、インド国内の閉ざされた狭い環境の中でしか、行動することが許されないかも知れない。

実態を、僕は知りません。ヒンズー教徒が自発的に僕に伝えない限り、僕はこのことに関する事実を調べる事を選択しません。ただし、その可能性は、想定されます。


プロテスタントにとって、予定説(Predestination)の恐怖から解放される事は、解決を切に望む内面の課題です。

同様に、バラモンの人達にとって、カーストが定める運命は、解決を切に望む内面の課題かも知れない。


仮にそうなら、バラモンの人々は、生まれながらに運命的な内面の重荷を負っている。生まれながらに、特別な使命を課せられるべき人となる条件が、整えられている気がする。


予定説(Predestination)に対する恐怖について。キリスト教の信仰の基本は、神様を恐怖する事です。プロテスタントにとって、予定説(Predestination)は絶望に終わらなかった。プロテスタントは、常に、希望を見つけ続けてきた。プロテスタンティズムの信仰の歴史のプロセスが、様々な問題解決を実現させてきた。

インドの人々も、世界的な様々な問題を解決してゆくように、僕には思えます。


バラモンの人々が、厳しい宗教的義務を果たさなければ、ヒンズー教は存続し得ないでしょう。

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