NO.301 憲法改正が行われたら、どんな事態が生起するでしょうか? ・・・憲法改正は、恐ろしい事態を招くでしょう。それは、自衛隊のクーデターです。自衛隊員達は、日本国民に対する復讐鬼と化します。日本人は、誰もこの可能性を考えないようです。日本国憲法制定の経緯は、SF平和条約の前文に記載されている。日本政府は、この事を忘れ去ってしまっている。第二次世界大戦という歴史的事実があって、日本国憲法が制定された。日本国憲法の改正は、SF平和条約の合意違反であり、国際社会は、日本に対する峻厳な制裁を行使するでしょう。日本は、世界を相手にした戦争に、再び突入するかも知れません。
日本の国内事情に関する考察
憲法改正は、自衛隊員達が戦場で生命を犠牲にする事を、日本国民の多数決で決めてしまう事です。
今の自衛隊員達は、現行の日本国憲法を前提として、自衛隊に入隊しました。自衛隊員達は、戦争になったら、生命の危険を冒すことを覚悟します。憲法改正は、自衛隊員達の生命に関わるルールを変更する事です。
憲法改正を決める国民投票は、自衛隊員達が戦場で生命を犠牲にすることを、日本国民の多数決で決める事です。
自衛隊を憲法に明記することに賛成する人は、殆どが、自分自身は生命を危険にする意思のない人達でしょう。
ある自民党議員は、憲法に、軍事法廷を明記する事を主張します。「自衛隊員も人間だから、戦場で逃げ出したくなる事もある。だから、戦場で逃亡した者を、軍事法廷で極刑にしなければならない。
ただし、勇敢に戦って戦死した者には、最高の名誉が与えられる。」
このルール変更に同意する事を、その議員は、自衛隊員に求めているのでは有りません。戦場で戦う意志の無い日本国民に賛成を求めているのです。
自衛隊員達は、日本国民による多数決で、生存権を剥奪されるのです。
今の自衛隊員達は、被災した人達を、献身的に救出します。自衛隊員達は、日本国民に尽くし続けます。
にも関わらず、自衛隊員達は、戦場で死ぬ事を、日本国民の多数決で決められる事になるのです。
戦争になったら、自衛隊員達が次々に戦死してゆく事は、避けられないでしょう。そうなったら、自衛隊員達は変貌してゆくでしょう。
ある個人が憲法改正に反対したとしましょう。しかし、憲法改正は、多数決で実現する。
そうなったら、憲法改正に反対した人の人権は、日本の人々の多数決で剥奪された事になる。
自衛隊が憲法に明記されたら、徴兵制や兵役の義務が、国民に強制される事になるでしょう。
自民党の本来の憲法改正草案は、日本国民から、実質的に人権を剥奪します。
現行の日本国憲法は、戦争に対する強力な抑止力になっている。日本国憲法に自衛隊を明記したら、間違いなく、日本は戦争に突入するでしょう。
侵略者から日本を守る為なら、現行の日本国憲法は、一切変更する必要はありません。他の国々の政府は、日本が軍事攻撃を受けた後も、平和主義を堅持するとは考えないでしょう。
日本が軍事攻撃を受けたら、自衛隊は、自衛隊であり続ける事をやめてしまう。他の国々の人達は、そう思っている。自衛隊が、別の何かに変貌してしまう事を、他の国々の人々は、何よりも恐れているはずです。
「我々が日本を攻撃しなければ、日本は、平和主義を守り抜く。」他の国々の人々は、そう認識しています。そして、この状態に、他の国々の人々は安心します。
他の国々の人々は、平和ボケしているように見えるほどに、徹底した平和主義である自衛隊であり続けることに安心しているのです。
「自衛隊は、憲法違反である。」日本がこのような平和ボケした論争に明け暮れている状態に、他の国々の人々は安心しているのです。
日本が自衛隊を憲法に明記したら、他の国々は、日本の意図を考察しようとするでしょう。他の国々は、日本が戦争をする意思があると判断するでしょう。他の国々は、日本に対する戦争の準備を始めるでしょう。
日本政府は、この事を考えようともしない。自衛隊を憲法に明記する必要が本当にあるのかを、日本政府は、考えていない。
「自衛隊は憲法違反である。」と主張が為される事は、日本が軍事攻撃を選択することに対する抑止力になります。日本政府の意思は、自衛隊が武力行使をする事に対する制約を、可能な限り取り除く事です。
自衛隊が憲法に明記されたら、限定されたケースにおいて、自衛隊が武力行使をすることが肯定されます。
日本政府は、自衛隊が武力行使をすることが正当化される状況を作り出そうとしている。
そして、憲法改正が実現した時点で、全世界の様々な国々と、一触即発の状況が形成される事になるでしょう。
日本政府は、他の国々がどのような判断をするのかを、全く理解できない。その結果、他の国々による一つ一つの日本への対応が、日本にとっての想定外の事となる。
日本は、状況をコントロールできない戦争に突入するでしょう。自衛隊員達は、次々に戦場で生命の犠牲を強いられる。自衛隊員達は、誰もが、次は自分自身の順番だと覚悟する。妻や子供達は、夫や父親を失う事になる。
自衛隊員達は、多数決で自分達の生命を犠牲にした者達を、絶対に赦す事ができないだろうと僕は思います。
自衛隊員達は、命令に対して、無条件に服従する義務を負います。そして、政府の方針に対して、個人の意見を述べる事を許されない。
日本の総理大臣は、戦争外交を展開していると僕は思います。相手国は、戦争に応じるでしょう。日本が戦争を挑発している為です。
日本の総理大臣が他国に戦争を挑発して、日本とその国とが戦争になった結果、自衛隊員達が、次々に戦場で生命の犠牲を強いられ続けられるとしましょう。
自衛隊員達は、日本政府に長くは服従できないでしょう。自衛隊員達がクーデターを決意したら、日本には、自衛隊を阻止できる者達は誰もいない。彼らは、彼らの生命を犠牲にする事を、多数決で決めた者達に復讐せずには居られないだろうと僕は思います。
皆さんは、どう判断するでしょうか?
日本の憲法改正の国際関係における意味に対する考察
日本国憲法制定の経緯は、SF平和条約の前文に記されています。日本国憲法の名称は、この前文には明記されいません。ただ、僕はそう解釈します。
制定された日本国憲法は、日本の国家意思の宣言と評価された。その結果、SF平和条約の締結と、日本の国連加盟が決定した。
アメリカは、日本国憲法の制定を日本に指導した。日本国憲法の最初の草案は英語だったらしい。アメリカの代表的な法学者達のチームが、時間をかけて作成したらしい。
第二次世界大戦の終戦処理のプロジェクトを、アメリカは実行したのでしょう。第二次世界大戦の悲劇を繰り返さないことを、アメリカは、目的とした。そのプロジェクトの一環として、アメリカは、日本国憲法の制定を指導した。日本国憲法の文章は、国際連合憲章を基準として作成された。日本国を人権尊重を厳守する民主主義国家とする事が、目的の一つだった。そして、日本を国連に加盟させた。
日本は、第二次世界大戦を始めることを選択した。この歴史的事実が存在しています。
戦後の日本の置かれた状況は、この事を前提として決定されました。
日本の憲法改正は、純粋な国内問題では無いと思います。日本国憲法の制定の経緯は、アメリカに記録として残っているはずです。
アメリカと国際連合は、日本の憲法改正を判断し、対応を決めるでしょう。憲法改正をした日本が危険な国になると判断されたら、アメリカと国際連合は、断固たる制裁を行使するでしょう。
自民党が行おうとしている憲法改正は、SF平和条約の前文を前提としていません。
憲法改正後の日本の置かれる情勢は、日本政府の想定の及ばない心胆をするでしょう。
日本が憲法改正を実現するに至るプロセスは、全世界にニュース報道され続けるでしょう。
憲法改正は、国会で改正の発議が為され、全議員の3分の2の賛成で、発議が成立します。その1ヶ月後に、国民投票が実施される。
この時点で、改正案である新憲法の全文が公開されている。世界各国は、日本の行動原理を既に分析している。日本が新憲法を、どのように解釈するかを分析する。
このプロセスは、世界規模のイベントと化すでしょう。世界各国が、意思を表明し続ける。
このプロセス自体が、日本人や日本政府が、想像していなかったものとなるでしょう。
関連記事
コメント
コメントを投稿