NO.253 ゴーンの会見の前と、途中と、後で書いていた事。 ・・・「裁判を受ける権利(Right to a fair trial)」は、最も重要な基本的人権の一つです。この基本的人権が守られる為に、司法には、基本的人権の尊重を厳守する事が要求される。基本的人権を尊重しない日本の司法には、彼の裁判を行う資格はない。これが、彼の結論でしょう。
結論について。・・・日本の法務大臣が、「ゴーン被告がそんな主張をするのならば、日本で裁判で、正々堂々と弁明して欲しかった。」と発言した。
日本の法務大臣に限らない。彼の会見にコメントをした日本の人達の多くは、日本語を理解できないようです。その人達のコメントを、好意的に解釈すれば、僕はそう理解します。
東京地検特捜部に逮捕されて、尋問が始まったら、最高裁判所で無罪判決を勝ち取るまでに、5年間かかる。その間、彼は妻に会う事もできない。人権を剥奪される。
日本の裁判で勝つ為には、その人は、人生を生贄にしなければならない。彼は、人生を生贄にしない為に、日本を脱出した。
ゴーンの会見の前に書いていた呟き
検察の公式発表では、検察が、最初から有罪判決を下している。弁護士のくせに、何の疑問も持たないのか?
散々に人権を踏みにじって、人生を犠牲にされる。職を失ったり、家族を失うことも少なくない。
にも関わらず、日本の司法は、司法の命令に絶対服従しない事こそを、重罪と断罪する。
日本の裁判は、悪魔裁判じゃ無いのか?日本の者は、悪魔の法律に従わなければならないのか?
悪魔裁判から逃れる為に、レバノンに亡命する事は、自らの人権を守る事じゃないのか?
ゴーンの会見に宛てる意図で、書いた呟き
日本の検察は、ゴーンと妻を有罪だと断定した。裁判も始まっていないのに。いつ裁判が始まるかもわからない。その間、彼は拘束され続ける。家族とも会えない。裁判が始まる前に、彼が死んでしまう事もあったかも知れない。
日本では、捜査機関で取り調べが始まったら、人生が終わってしまうかも知れない。そんなニュースが、いくつも報じられている。
ゴーンは、レバノンに亡命できた。しかし、殆どの弱者は、逃げる事ができない。
僕は、いつ、捜査機関に捕まるかも知れない。
普通に生活している時、通勤の電車の中で、痴漢の容疑をかけられるかも知れない。そして捕まったら、取り調べを受けて、それで、全てを失う。あなたは、職場を解雇され、妻とは離婚に追い込まれる。取り調べが始まった途端に、あなたは罪人にされてしまう。
僕は、恐ろしいのです。
ゴーンが言っていた。日本では、取り調べに、弁護士が立ち会う事ができない。他の国々では、常識だ。
僕達は、ゴーンが言わなければ、知る事ができなかった。司法の素人が、取り調べの際に、孤立して、捜査機関に言われるままに、調書(Procès-verbal)にサインする事を要求される。
ゴーンの会見から、一夜明けて
日本の報道番組を見ていて抱いた所感
つまり、あなた方は、自分たちが正義だと本気で思っているんだな?
お前達には、私の弁明を聞く資格がない。お前達には、私は弁明を拒否する。
これが、彼の意思だろう。
あなた方が、モヤッとする事は自由だが。モヤッとする必要なんか、ないだろう。
彼は、日本を脱出した理由を、言えなかったんだろうな?レバノン国に、迷惑がかかるから。
日本は大国でレバノンは小国だ。
レバノンは、日本に脅かされたのかな?
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