NO.247 ロシアが参加した一帯一路、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) 、アメリカファーストを中心に展開する世界情勢・・・2020.01.01時点での、世界情勢に対する考察の概要


アメリカファースト

トランプ大統領のアメリカファーストにより、世界情勢の中心的ポジションからの撤退を始めました。

アメリカは、今まで、世界情勢において、様々な重要な位置において、覇権を確保していました。アメリカ軍は、全世界の戦略的要衝に駐留し続けていました。このアメリカ軍の駐留は、周辺地域に対して、大きな影響力を持っていました。
全世界のどの地域にも、様々な意思を持つ人達が混在しています。意思の異なる人達同士の間で、主導権を巡る争いが生起します。これらの人々は、近くに駐留するアメリカ軍の存在の故に、アメリカの意思を尊重せざるを得なかった。このことが、周辺地域の情勢を均衡させてきたはずです。

今、アメリカは、トランプ大統領のアメリカファーストに従って、世界各地に駐留するアメリカ軍の駐留経費の削減を始めました。全世界の戦略的要衝から、アメリカ軍は撤退を始めました。これらの周辺地域では、それまで、駐留するアメリカ軍による影響力の為に情勢の均衡が成立していましたが、その情勢の均衡が消滅する事になります。

これら地域では、新たな情勢の均衡が必要となります。

ロシアが参加した一帯一路

中国の一帯一路にとって、アメリカファーストは、全世界規模の展開の絶好のチャンスとなりました。重要な契機の一つが、アメリカによる有志連合(Coalition of the willing)の提唱でした。ペルシャ湾の航行の安全を確保する有志連合(Coalition of the willing)に、中国の参加は不利です。中国は、中国本土への原油の供給を、中東からインド洋と東太平洋を通るルートから、別のルートに切り替えようとしています。中国は、原油の供給を、ロシアから受ける選択をしようとしています。
重要な点は、ロシアもまた、中国がロシアを必要としている事を、理解する事です。ロシアと中国は、双方が合理的根拠に従って、ロシアの一帯一路への参加に合意することが可能となりました。

ロシアの一帯一路への参加が実現したら、現実の結果として、この両国は、一帯一路の利益を理解する事になります。ロシアと中国は、それぞれが、自らの方針を明確に見つけ出すでしょう。
ロシアの一帯一路への参加は、世界情勢の均衡に、大きな推移を生み出すでしょう。

ロシアが一帯一路に参加する事により、中国経済とロシア経済が統合された形の新たな経済圏が確立されます。
中国もロシアも、この経済圏の利益を理解します。中国もロシアも、一帯一路の成功を、最優先の行動方針とするでしょう。

一帯一路に要求される事は、周辺の情勢の平和的安定です。そして、参加各国同士の平和的な共存です。
中国は、台湾と戦争することができない。中国は、南沙諸島の主権を主張する国々に、十分な利益を提供しなければならない。中国がそうする事により、多くの国々が、一帯一路の方針を支持するに至る。そして、多くの国々が、中国が南沙諸島を拠点として使用する事を承認するでしょう。
南沙諸島の主権を主張する国々は、南沙諸島を放置し続けることしかできなかったのです。中国は、南沙諸島を開発して、多くの国々に利益を提供する。
現在に至るまで、多くの国々は、中国に対して警戒をしていたのです。中国が一帯一路の原則を何が有っても遵守し抜く事により、多くの国々は、中国を信頼するに至るでしょう。

陸上における一帯一路は、ロシア全土を経由して、中東やEUに延長されるでしょう。未開拓の巨大な潜在的な可能性を秘めているものは、中東の一帯一路への参加でしょう。

アメリカ軍が、シリアとトルコの周辺地域から撤退する事により、ロシアが、この地域の覇権を確保しました。ロシアが、クルド問題などの、これら地域における紛争問題を解決する事により、トルコとシリアが、ロシアを支持します。この事に、中国が協力します。
ロシアが参加した一帯一路が、中東に延長される足場が確保されました。

ロシア軍と中国軍とイラン軍が、インド洋で合同軍事演習をしました。イランは、一帯一路に参加するでしょう。これにより、アメリカとイランの戦争は、回避されます。
核兵器開発の放棄が、イランの一帯一路への参加の条件となるでしょう。イランは、核兵器開発を放棄するでしょう。イランは、平和的な核開発を保証されます。イランは、いつでも核兵器開発を再開する権利を保証されます。しかし、一帯一路の参加国である限り、イランは核兵器開発を許されません。
今まで、中国とロシアが、イランを擁護し続けた。しかし、一帯一路に参加した後にイランが核兵器開発の放棄の約束を破る事は、イランが中国とロシアを裏切る事を意味します。イランは、一帯一路から追放されて、中国とロシアによる擁護を失います。中国とロシアは、イランに対する報復を開始します。
中国とロシアは、この事を国際社会に宣言し、イランに対する経済制裁の解除に踏み切るでしょう。

この状況で、アメリカが更にイランに対する経済制裁を主張するなら、アメリカが孤立してゆくだろうと僕は思います。

ダールアルイスラーム(Dar al-Isram)

コーラン(Quran)は、アッラーによる預言です。イスラム法は、コーラン(Quran)を解釈して制定されたもので、従ってアッラーの預言です。ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) の実現がイスラム法で預言されているようです。ジハードは、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) を建設する為の行動です。アッラーの預言は、実現するまではその本当の意味を人間は理解できない。
ムハンマドや後のイスラム教徒は、ジハードを戦争としか解釈できなかった。イスラム教徒は、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) を建設する為に、征服を繰り返した。

イスラム教徒がイスラム法の預言の解釈を変更する可能性は、有ると思います。ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) は、戦争のない世界です。ジハードは、平和的な方法なのかも知れません。

僕は、次の可能性を想定しました。サウジアラビアの国営企業のサウジアラムコが、株式公開しました。サウジアラムコの資産価値は200兆円規模です。サウジアラムコが200兆円の投資事業を行ったら、中東からアフリカ全土に強力な経済圏が実現するでしょう。
この経済圏を、イスラム教徒達は、イスラム法で預言されていたダールアルイスラーム(Dar al-Isram) で有ると理解するでしょう。
人々は、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) の理念を支持するならば、国家は主権を保証され、民族は伝統を保証され、人々は職業と安住の世界を保証される。多くの人々が、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) を支持するでしょう。イスラムの主権は確立される。
ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) の目的は、国際連合憲章の原則の実現です。国際連合は、これを為し得ていないが、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) はこれを実現させる。これは、イスラム法の預言です。
この事は、全てのイスラム教徒にとって説得力を持つだろうとおもいます。

ダールアルイスラーム(Dar al-Isram) と一帯一路は、目的が同じです。両者は、パートナーとなるでしょう。両者の目的は、全ての人々が平和的に共存共栄する経済圏の建設ですから。

この両者の連携が実現したら、アジア全域から中東、そしてアフリカ全域に及ぶ、全ての民族の平和的な共存共栄を実現させる一大経済圏が成立する事になります。

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アメリカファースト

アメリカ国内におけるアメリカファーストが失敗されたと評価された為、アメリカ民主社会主義(Democratic Socialists of America)が台頭した。トランプ政権は、この窮地を脱する為に、海外に駐留するアメリカ軍の経費節減に踏み切ったと理解されます。





ロシアの一帯一路への参加





ダールアルイスラーム(Dar al-Islam)










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