NO.232 サッカーイングランドプレミアリーグアーセナルのエジル選手が、Twitterで中国政府がウィグル族を弾圧していると訴えた。
中国のテレビ局は、アーセナルの試合の中継を停止した。
エジル氏は、次のように発言した。
「コーランは焼かれ、モスクは閉鎖され、イスラム神学校は閉鎖され、イスラム教の教師達は次々に殺されて、イスラム教徒達は強制収容所に送られている。」
このエジル氏の発言に、中国の人々から抗議の声が上がっているらしい。中国のテレビ局は、アーセナルの試合の放送を中止した。
多くの中国の人々が、中国が侮辱されたと思ったのでしょう。中国のテレビ局が、アーセナルの試合の放送を中止しなければ、今度は、中国のテレビ局が中国の人々に非難されるでしょう。
日本のマスメディアは、中国は言論統制をしていると、繰り返し報道し続けている。
「中国のテレビ放送は、中国政府のウィグル族への弾圧を、中国国民に報道しない。」
今までなら、日本のマスメディアは、ウィグル問題を、このように報道する事が通例だった。日本のマスメディアは、中国政府の人権侵害と、言論統制を常に報道し続けてきた。
「中国政府の言論統制の為に、中国国民は、中国政府の人権侵害を知らない。」この事が、今までは、常に日本のマスメディアの結論だった。
中国の人々は、ウィグル問題を既に知っている事が明らかになった。中国の人々は、中国政府の言論統制を仮に受けていたとしても、支配されてはいなかった。
そして、多くの中国の人々が、ウィグル問題を、他の国々による中国への侮辱と判断していた。
日本のマスメディアは、ウィグル問題に関する中国政府の言論統制を糾弾する予定だったけれど、予定が狂ってしまったのかも知れない。
アーセナルは、エジル氏の発言は彼の個人的な見解であると発言した。そして、アーセナルは、いかなる政治的問題にも関わらないと、アーセナルの立場を宣言した。
中国政府への提案です。
多くの中国の人々が、エジル氏が中国を侮辱したと認識しています。中国政府に、エジル氏と中国の人々との和解の場を提供する事を提案します。中国政府が、エジル氏を中国に招待する事を提案します。
そして、可能ならば、ウィグルの現状をエジル氏自身で確認する機会を提供する事を提案します。
難しい問題があるとは思います。中国政府は、国連の調査団を受け入れません。国連の調査団が、ウィグル問題で、中国政府に謀略を行うと、中国政府が疑っている可能性があります。
僕は、中国政府が、ウィグル族に対して、露骨な弾圧を行う事は信じられません。中国政府に敵対する勢力が居ます。ウィグル族に対する露骨な弾圧は、中国政府に敵対する勢力に利用されます。
中国政府に敵対する勢力が民主主義を主張すると、国際社会は、常に、中国政府に敵対する勢力を支持します。
だから、エジル氏がウィグルの実情を確認する事は、有益な選択肢であるかも知れません。
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