NO.226 他国に移住する香港市民が増えている。
香港民主化団体のリーダーが、「国際社会は、中国政府に圧力をかけるべきだ。」と発言した。
この者は、自分が何を言っているのか理解しているのか?「我々は、民主主義失格です。」と発言したに等しい。
民主主義とは、為政者を市民が選ぶ事です。市民が、政治に全責任を負うことです。政治の目的は、統治責任を果たす事です。香港ならば、香港が好ましい状態になるように、統治を成し遂げる事です。
香港の統治は、香港市民自身の手で成し遂げなければならない。
あのリーダーは、「国際社会は、香港の保護者となる義務がある。」と発言したに等しい。
「中国政府が我々の5箇条の要求を全てを受け入れなければ、香港の混乱は続くだろう。」との発言もあった。
繰り返すが、この者は、自分が何を言っているのか、わかっているのだろうか?
民主主義者は、自分たちの手で統治責任を果たす為に、民主化を求めるのである。香港の民主主義者ならば、香港の混乱を収束させることを求めるべきものである。
この者達は、この者達の要求を強制する為に、香港を混乱させている。この者達が、香港を混乱させている。
この者達は、中国政府に、「香港の混乱を収束させたければ、我々の5箇条の要求を受け入れろ。」と脅しているのである。
先日の選挙で、民主派が圧勝した。
この選挙制度は、香港市民が築き上げたものではありません。中国政府が、香港に与えたものです。
中国政府は、圧勝した民主派の要求を聞く義務はありません。
中国政府には、この制度の目的があったはずです。中国政府が、香港と、どのように向かい合えば良いのかを知る為でしょう。
有能な政治家は、このことを理解したでしょう。有能な政治家は、中国政府が、この選挙の結果を、行動選択のための前提とする事を理解したでしょう。この選挙結果の国際的影響力の大きさを考えたならば、中国政府は、この選挙結果を、尊重する事しか選択できなかったでしょう。
有能な政治家は、中国政府と交渉のチャンスの時がきた事を理解するでしょう。有能な政治家は、この選挙結果をチャンスとして、中国政府と、自由自在に交渉できたでしょう。有能な政治家は、この選挙を、彼が連携するパートナーとしてふさわしい者であることを、中国政府に理解させる好機とするでしょう。
中国政府は、協力し合う有能なパートナーを求めている事は、間違いがないでしょう。
しかし、香港の民主化団体は、無意味なデモを繰り返すことしかできなかった。
中国政府は、目的を達成しました。中国政府は、香港度どう向かい合えば良いのかを知るに至りました。
中国政府は、香港が、未熟な子供であるに等しいことを知りました。
「大人は、未熟な子供を、厳しくしつけて、何が正しいのかを教えてあげなければならない。」
香港警察は、平和的デモを許可しました。「デモは、平和的に行いなさい。店舗に損害を与えたら、我々は、厳しく取り締まります。」警察署長は、そう発言しました。
市民の権利を守る事が、民主主義の目的です。今、多くの香港市民が、香港に絶望して、他国への移住を選択するに至っています。
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