NO.225 安倍総理が、「私の手で憲法改正を成し遂げる。」と発言した。
何故、日本国憲法の改正は為されなければならないのでしょうか?
全世界の一人でも多くの人々に、以下の事に耳を傾けて欲しいと思います。
「憲法は改正されなければならない。これは、日本国の課題である。」日本の国会議員達は、そう発言する。「今の国会では、憲法審査会での議論すら行われない。国会は、日本の国民に対する責任を果たしてはいない。」国会議員達は、このように発言する。
「憲法改正の必要は無い。」さらには「憲法を改正してはならない。」このように主張する国会議員は、日本には存在しない。
憲法審査会は、日本国憲法の変更箇所を話し合う会議です。この会議は、憲法を改正する事を前提に、話し合いをします。日本では、憲法改正に反対する事は、許されていない。
「日本国憲法のどこをどのように変えるかを、与党と野党、話し合って決めよう。」自由民主党の議員達は、この言葉を合言葉にしている。
「70年間、日本国憲法は改正されていない。時代が変われば、社会も変わる。日本国憲法も、新しい時代にふさわしい、新しい憲法にしなければならない。」
「自由民主党は、憲法を改正する為に結党された政党です。自由民主党は、憲法を改正する責任がある。憲法改正は、私自身の手で為し遂げる。国民の皆様の負託にお応えする。」
上の二つは、安倍総理の発言です。
「この70年間、憲法改正はタブーだった。タブーを打破する為に、憲法改正は成し遂げなければならない。」このような発言もある。
「今の日本国憲法は、日本が戦争に負けて、戦勝国に押し付けられた憲法だ。日本の憲法を日本人が制定しなければ、日本は真の独立国になれない。」
国会議員達の憲法改正運動は、この言葉から始まりました。
選挙の時には、日本のマスコミは煽ります。「改憲勢力が、全議席の3分の2を超える議席を獲得した。今こそ、憲法改正だ。」
憲法改正が、何を引き起こすのかを、あの者達は、考えようともしない。
自民党が野党となった時代に作成された憲法改正草案は、大日本帝国を再建させる憲法でした。
日本国憲法制定の経緯は、サンフランシスコ平和条約(Treaty of Peace with Japan)の前文に記載されています。
僕は過去の記事でも繰り返し言及してきました。
アメリカは、第二次世界大戦の終戦後に、終戦処理のプロジェクトを遂行しました。
第二次世界大戦の悲劇の繰り返し阻止する。これを目的としました。マッカーサー元帥のGHQが、日本国憲法の制定を指導した。日本国憲法は、国際連合憲章を基準に条文が作成された。最初の草案は英語で、アメリカが保管している。日本国憲法の前文は、アメリカ合衆国憲法の前文をモデルにしている。
日本国憲法の制定が、サンフランシスコ平和条約(Treaty of Peace with Japan)の締結と、日本の国際連合加盟の条件だった。アメリカは、制定された日本国憲法を前提として、日米安保条約を日本と締結した。
日本で憲法改正を主張する者達は、これ程の重大な意義を持つ日本国憲法の制定の経緯を、顧みようともしない。
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