NO.206 拝啓(Dear) 英国の女王陛下
私は、英国王室の友人であり英国の友人である事を宣言する一人の日本人です。
私は、女王陛下に敬礼を送ります。敬礼を送られるべき人に敬礼を送る事は、人としての誇りであり喜びです。
スコットランド独立の国民投票の前後に、女王陛下は、スコットランドの人々に宛てたメッセージを発表しました。
国民投票の前には、女王陛下は、同胞として共に生きる事をスコットランドの人々に呼びかけました。
国民投票の後に、女王陛下は、スコットランドの人々に訴えました。「分裂してはいけません。スコットランドは、団結しなさい。」
スコットランドの人々にとって、手助けとなるメッセージだったと思います。
アイルランドの人々は、国家を複数に分断されています。政治的立場が異なる人々同士は、同じアイルランド人同士であっても、激しく対立する。国家を分断する事が、政治的意見が対立するアイルランド人同士による悲劇の生起を抑止している状態のようです。
ただ、ラグビーの時は、アイルランド人は、政治的立場の違いを乗り越えて団結します。
スコットランド独立の国民投票のニュース報道からは、流血の可能性は、一切感じられなかった。英国政府がスコットランド独立の独立を武力で阻止する可能性を、スコットランドの人々は、全く考えていなかったようです。
EUの人々に対するメッセージを、女王陛下は発表しました。「どんなに意見が異なっている相手でも、まず相手の人格を尊重して、その相手を受け入れて、相手と、話し合うべきです。」
女王陛下は、EUの友人として、今最も必要とされるメッセージをEUの人達に送りました。
王となる者として生まれたが故に、特別の使命を自分自身に課して生きてきた人。それが王なのでしょう。王も人間です。王も、間違いを犯すこともあるでしょう。この事は、王自身が深く理解しているでしょう。しかしながら、そのような人であるからこそ、為し得た判断と言うものも有るだろうと思います。
日本の天皇陛下も同じです。
かつての英国は、日の沈まぬ帝国でした。この帝国は、今は植民地がすべて独立して、連合王国(United Kingdam)となりました。
連合王国(United Kingdam)に参加している国々は、その国の意思で、連合王国(United Kingdam)の一員であり続けます。
未来において、全世界規模の試練の時が来るかも知れない。その時には、英国の王は、連合王国(United Kingdam)の国々と人々に、ともに立ち上がろうとメッセージを送るでしょう。全世界の友人達の為に。
その時には、連合王国(United Kingdam)の国々と人々は、自分自身の意思で、英国と共に立ち上がるでしょう。
私は、そんな予感がします。
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