NO.199 インドとダールアルイスラーム(Dar al-Isram) その1


インド社会の行動原理は、インドのカースト(Caste)制度が決定する : 1度目の考察



以下の記事は、インターネットでカースト(Caste)制度を検索した情報により作成したものです。この記事は、Wikipediaを中心に読んで書きました。僕の1回目の考察です。
この記事を書き終わった時に、Wikipediaの他の情報を読みました。2回目の考察を、この次の記事で書きます。

多分、僕が読んだインドの見聞録を書いた人達は、直接インドの人達と現地で話をして記事を書きました。
その人達は、僕のこの記事に、違和感を認識するだろうと思います。

僕は、この記事の内容の撤回はしません。この見聞録から得られた情報により、考察を進めて2回目の考察を書きます。

インド人の行動原理
NO.202  ヒンズー教徒とインド人の行動原理

インドのカースト(Caste)制度


インターネットで検索していて関心を持ちましたが、インドのカースト(Caste)制度は多様なようです。
カースト(Caste)は、ヴァルナ(Varna)とジャーティ(Jati)が存在します。前者は、4段階の身分制度であり、日本ではカースト(Caste)制度として知られている。後者は、職業・地縁・血縁的社会集団・階層です。
僕が、関心を惹きつけられた事が一つあります。インドがイギリスから独立した後制定されたインド憲法でカースト(Caste)制度の改革が方向づけられた事です。カースト(Caste)の改革が、方向として動き出しつつあります。
インドのカースト(Caste)制度は、宗教的な制度ですからインド憲法で改革の方向性が制定される事自体が注目に値します。
他宗教なら、悲劇が起こるケースも有り得るでしょう。仮にインドが、唯一ヒンズー教を正当とする宗教国家なら、ヒンズー教の教義を否定する憲法の実現は、絶対にあり得ない。このような事を実行しようとしたら、歴史に名を残す悲劇が生起するでしょう。
多分、インド社会にとって、インド国家は重要では無いのでしょう。インド憲法は、インドの上位のカースト(Caste)の人々には、その効力は及ばない。インド政府も、上位のカースト(Caste)の人々に、憲法の効力を及ぼす意思はない。


インド国家は、下位のカースト(Caste)の内部の制度かも知れない。



ヴァルナ(Varna)は、バラモン(Brahmin)、クシャトリア(Kshatriya)、バイシャ(Vaishya)、シュードラ(Shudra)の4段階のカースト(Caste)で構成されています。


バラモン(Brahmin)は、聖職者のカースト(Caste)。
クシャトリア(Kshatriya)は、王や貴族などの政治権力や武力を持つ人々のカースト(Caste)。
バイシャ(Vaishya)は、中産階級の市民のカースト(Caste)。
シュードラ(Shudra)は、労働者のカースト(Caste)。
更に、ヴァルナ(Varna)に属さないアチュートまたはダリット(Dalit)と呼称されるカースト(Caste)が存在している。賎民(Outcast)として差別される人々で、インド全体で2億存在している。
インド憲法は、このダリット(Dalit)の人達の人権を保障しようとしている。
そして、インドの有力政治家には、このダリット(Dalit)出身の人達が多い。
モディ首相も、下位のカースト(Caste)の出身です。ヴァルナ(Varna)の4段階のカースト(Caste)の更に下位のカースト(Caste)はダリット(Dalit)の他にも存在しているらしい。モディ首相は、ヴァルナ(Varna)の更に下位のカースト(Caste)出身らしい。

インド国家は、バイシャ(Vaishya)やシュードラ(Shudra)、更にはその下位のカースト(Caste)の為の制度なのかも知れません。


インドのカースト(Caste)制度における、国際社会の位置付けは。


インドでは、異教徒達がヒンズー教徒に改宗する事は歓迎されるようです。その際、改宗者は、ヴァルナ(Varna)内部の最下層のスードラの所属となる。
国際社会の人々の多くは、ヒンズー教徒では有りません。ならば、国際社会は、ヒンズー教のカースト制度においては、ヴァルナ(Varna)の更に下位のカースト(Caste)の位置付けとなるのでしょう。

国際社会が接するインドは、中産階級、労働者階級と下層階級の人達なのだと思います。
インド経済の高度成長を支えている人々は、都市生活者でしょう。バイシャ(Vaishya)やシュードラ(Shudra)、ダリット(Dalit)などの人達でしょう。

インド国家は、下位のカースト(Caste)の制度でしょう。下位のカースト(Caste)の人達の待遇を改善する事が、インド国家の目的であると、僕は推測します。
インドの上位のカースト(Caste)の人々は、基本的に国際社会に関心を持たないだろうと僕は推測します。

ヒンズー教徒の行動原理



ヒンズー教徒の人生の目的は、生まれたカースト(Caste)で善行を積みながら生活する事なのでしょう。善行をたくさん積んだ人は、死んだ後に、転生輪廻により、上位のカースト(Caste)に生まれる事ができる。
従って、この現世での上位のカースト(Caste)の人々は、生まれた環境の中で、善行を積みながら生きる事を、人生の目的とするでしょう。

基本的に、上位のカースト(Caste)の人達は、国際社会に関心を持つ必要はない。更に言うならば、インドの政治にも、関心を持つ必要はない。
従って、上位カースト(Caste)の人達は、インド国家にも関心を持つ必要はない。

インドの上位のカースト(Caste)の人達は、慈悲の心を持って周囲の人達と接するだろうと思います。善行を積んで、死んだ後に上のカースト(Caste)に転生輪廻する事が、ヒンズー教の目的でしょう。

イスラム教やキリスト教とは、国際社会に対する理念は、根本的に異なるでしょう。

ヒンズー教においては、下位のカースト(Caste)の人達が、境遇を改善する為にインド国家がある。そして、国際社会も、この目的の為に存在する。

ヒンズー教徒の下位のカースト(Caste)の人達は、境遇が良くなる事を求めるようです。

例えば、ヒンズー教徒がイスラム教とに改宗すると、その人はカースト(Caste)制度から解放される。この事は、現実的に少なく無いらしい。
インドの人々の職業は、ジャーティ(Jati)によるカースト(Caste)により決定される。職業は、親から子へと受け継がれる。ある人は、その人が所属するジャーティ(Jati)と異なるジャーティ(Jati)の職業に従事する事はできない。
例外は、あります。例えばIT産業です。IT産業は新興の職種である為、カースト(Caste)が形成されていない。


インドは、一帯一路(Belt and Road)に参加する余地があるでしょう。




インドが一帯一路(Belt and Road)に参加する条件は、バラモン(Brahmin)やクシャトリア(Kshatriya)の人達の利益が保障される事でしょう。
難しいことでは無いと思います。インドが一帯一路(Belt and Road)に参加しても、バラモン(Brahmin)やクシャトリア(Kshatriya)の人達の生活は、何も変わらない。この事だけが、要求されるでしょう。
バイシャ(Vaishya)やシュードラ(Shudra)、ダリット(Dalit)などの人達は、一帯一路(Belt and Road)への参加を望むでしょう。これらの人達の境遇が良くなる事が、インドが一帯一路(Belt and Road)に参加する目的です。
一帯一路(Belt and Road)は、インドとウィンウィンの関係を求めますから、両者の利益は一致します。


ダールアルイスラーム(Dar al-Isram)の建設が実現したら、インドはこれを支持するでしょう。





インドは基本的に戦争国家では無いでしょう。世界情勢の平和的安定こそが、インドが最も望む事でしょう。その上で、バラモン(Brahmin)やクシャトリア(Kshatriya)の人たちの今までの経済的利益が保証される。
そして、バイシャ(Vaishya)、シュードラ(Shudra)、ダリット(Dalit)の人達の境遇が改善される。この事が実現したら、インドは、ダールアルイスラーム(Dar al-Isram)の積極的支持者となるでしょう。
ヒンズー教徒が善行を行い平和を作り出す人々なら、イスラム教徒は、ヒンズー教に干渉しないだろうと、僕は思います。

次の記事に続く





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