NO.186 アメリカ経済は大恐慌(Great Depression)局面なの?アメリカ民主社会主義(Democratic Socialists of America)が支持されている理由。
アメリカ民主社会主義への支持は、アメリカの建国の父達の後継者達による、アメリカ合衆国への抗議なのだと思います。
NO.180 アメリカ民主社会主義(Democratic Socialists of America)
を参照してください。
アメリカの保守的な資本主義者は、アメリカの建国の父達の後継者でしょう。今、アメリカの民主社会主義を支持する人達も、同じでしょう。
アメリカの民主社会主義は、アメリカの建国の父達の後継者達によるアメリカ合衆国への抗議なのでしょう。
丁度、宗教改革で、プロテスタントがカトリック教会に抗議したように。プロテスタントもカトリックも、共にキリスト教徒です。
世界経済の大恐慌は、貧富の格差(Economic inequality)の極端な拡大が原因でしょう。
を、参照してください。
世界金融には、世界経済の富の大半を少数の富裕層に分配するダイナミズムが組み込まれているのでしょう。
多くの人々が、生活を維持するに必要な富の分配を受けられない。その結果、それらの人達が十分に消費をできなくなる。その結果、深刻な景気後退が起こり、労働者の解雇や企業倒産により、大量の失業者が出現する。
失業者は消費できないから、景気後退は更に悪化する。その為、さらに多くの解雇や企業倒産が起こり、更に多くの失業者が出現する。
この悪循環プロセスが、大恐慌でしょう。
2019年の大恐慌は、デフレスパイラルにはならないでしょう。アメリカでも、同じでしょう。
大恐慌でデフレスパイラルが起こる理由は、融資が回収不能になる前に、銀行が融資を回収するからでしょう。銀行は、懸命に融資を回収するのでしょう。
その結果、社会に流通する通貨が減少し、物価が下がる。
超低金利では、銀行は融資を回収する必要がないから、物価の下落(Deflation)は起こらない。
デフレにばかり関心を持つから、誰もが大恐慌に気が付かない。
2019年の世界大恐慌では、アメリカで何が起こるでしょうか?
世界的な超低金利政策で、アメリカに供給されるドルの総量は拡大する。しかし、そのドルは、殆どが少数の富裕層に分配される。
中産階層の人たちでも、賃金は下がるか現状維持が続く。
社会に供給されるドルの量が拡大するから、不動産価格などは上昇するでしょう。
アメリカでは、リーマンショック事に不動産価格が下落したけれど、今は上昇しているらしい。そうした不動産価格の上昇などが企業の負担になる。
企業は、生産する商品の価格を上げたいけれど、値上げをしたら商品が売れなくなる。
その結果、企業は従業員の人件費を削減する事になる。
企業経営者達は、自分自身の利益は確保する。
大学を卒業したアメリカの中産階級の白人の若者達が、彼らの人生にチャンスが無いと認識している。そんなニュースに、日本でも接します。
中産階級で大学を卒業した白人の若者達は、アメリカ建国の父達の直系の後継者達では無いのでしょうか?
親の遺産を、子が相続する。建国の父達の遺産を建国の父達の直系の後継者達が最優先で相続することは当然でしょう。
そんな人達が、人生にチャンスが無いと認識する。
大学を卒業して企業に勤務をしている若者達が、賃金を得ても家賃を払え無い。そして、ホームレスになるようなケースが増えている。そんなニュースを、僕は見ました。
多くの企業が、大学卒業した従業員の若者達に、十分な賃金を支払えないのでしょう。
若者達は、賃金に比較した高い家賃が負担になり、消費を削減するようになる。
その結果、多くの企業の業績がさらに悪化し、さらなる人件費の削減が為される結果となる。
若者達は、さらに消費削減させて、さらに企業業績の悪化を引き起こす。
いずれ多くの企業が耐えられなくなり、企業倒産が続出する。多くの失業者が出現する。大恐慌が発症する。
しかし、銀行は融資の回収をしないでしょう。むしろ、銀行は大恐慌を阻止しようとして、超低金利を利用して、融資を拡大しようとするかも知れない。
世界経済は、インフレスパイラルによる大恐慌に陥るかも知れません。
皆さんは、どのように判断しますか?
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