NO.182 DSAの台頭。トランプ大統領のアメリカファースト政策は失敗だったと評価された。


トランプ大統領は、労働者に仕事を取り戻す為に、アメリカファースト政策を実行した。



トランプ大統領は、アメリカンイデオロギーの実現の為に、アメリカファーストを実行したのでしょう。
全ての敬虔なクリスチャンである労働者が職業労働で成功する為に、トランプ大統領は、アメリカファーストを実行したのだと僕は思います。
アメリカの敬虔なクリスチャンが職業労働で成功しない理由は、移民がクリスチャンから職業を奪っている事が原因の一つだと、トランプ大統領は判断した。
二つ目の理由は、他の国々の企業が、アメリカ企業との間で不公平な競争を行っているからだとトランプ大統領は、判断した。
その為に、他の国々に対して、不公平な競争の是正を要求し続けた。

トランプ大統領のアメリカファーストの結果、アメリカ社会における貧富の格差(Economic inequality)は拡大した。
そう指摘するインターネット記事は、多いです。

アメリカファースト政策は、マクロ経済学の原理に反する。


日本の経済学者の島田晴雄氏は、2017年5月の時点で、トランプ大統領のアメリカファーストでは、アメリカの労働者を救えないと警告しています。
有料購読で無い部分にも、この事は指摘されています。
彼は、マクロ経済学の視点から、有料購読部分で詳細を論じているのでしょう。


僕は、マクロ経済学のエッセンスは、理解していると思っています。
貧富の格差(Economic inequality)の拡大は、大恐慌(Great Depression)の原因にもなると思います。
僕がマクロ経済学について言及したブログ記事は、この記事の末尾のラベル「マクロ経済学」をクリックすれば、一覧表示されます。
僕の認識するマクロ経済学のエッセンスについて、これら記事では、言及しています。

僕は以前の記事では、マクロ経済学に関しては、現在の世界経済には、貧富の格差(Economic inequality)を拡大させるダイナミズムが組み込まれてしまっている事を中心に繰り返し言及しています。
大恐慌対策のエッセンスについて、僕は提案しました。

「名目賃金は変わらなくても、実質賃金が下がることもあり得る。」この事については、言及しませんでした。
アメリカファーストにより、アメリカ企業は弱体化し、ドルの価値が下がったのでしょう。
ドルで表現された名目賃金は変わらなくても、ドルの価値が下がったから、実質的に賃金が下がった。不動産の実質の価格は変わらないから、不動産の名目の価格は高騰した。
その結果、企業に勤務して賃金を得ている労働者が、家賃を支払えなくなって、そしてホームレスになる。そんなケースが増えているのだろうと僕は思います。
トランプ大統領は、中国が為替操作をして、不当に安い商品をアメリカに輸出していると発言する。
アメリカの労働者には、安価な中国製品の恩恵を享受している実感はあるでしょうか?   
アメリカの労働者の実質賃金が下がっているのならば、その実感は、無いでしょう。

アメリカでは、企業に雇用されているホームレスが増えている。敬虔なクリスチャンが、勤勉に職業労働に従事しても、神様に祝福されない。
アメリカの中産階級のファンダメンタリストを中心とした禁欲的プロテスタントの人達が、アメリカ政府への抗議を始めた。
それが、アメリカ民主社会主義(Democratic Socialists of America)だと解釈します。

トランプ大統領の選択肢


トランプ大統領には、最終的には、選択肢が二つあると思う。一つは、アメリカファーストを修正する事です。
「アメリカの労働者の仕事を取り戻す。」この方針は、間違ってはいない。しかし、その為の手段を彼は、見誤った。
アメリカは、失敗には寛容であると聞きました。人間は、誰でも失敗をする。失敗から学び、行動を修正する事をアメリカの人々は評価すると聞きました。
トランプ大統領のもう一つの選択肢は、アメリカの99パーセントの非富裕層の人々を切り捨てる事です。この後者の選択肢について、一つ言及します。
アメリカの本質は、アメリカの中産階級層に在ります。

アメリカの中産階級層のファンダメンタリストを中心とした禁欲的プロテスタントの人達の社会階層に、アメリカの本質が存在します。
1970年代に、小室直樹先生が、こう指摘した。
アメリカの強さの理由が、ここに存在する。

アメリカの中産階級層が切り捨てられる事は、アメリカがアメリカでなくなってしまう事を意味する。
「ファンダメンタリストの秩序形成力に、アメリカが如何なる危機をも克服する強さが存在する。」小室直樹先生は、そう指摘した。
アメリカは、アメリカの強さを喪失する事になる。

トランプ大統領は、現在の手法のままのアメリカファーストを続ける限り、いずれ、この最終的な二者のうちの一つの選択を迫られる事になるでしょう。




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