NO.181 アメリカのキリスト教原理主義者のイデオロギーに対する推論。
僕個人による聖書の解釈
聖書の論理は、強靭です。
例を挙げて説明しましょう。キリスト教における奇跡について。
奇跡とは、絶対に起こり得ない事が生起する事です。神が、天地を創造した。神が、大宇宙の法則を創造した。神のみが、この大宇宙の法則を変更する。奇跡とは、大宇宙の法則の変更による現象が生起する事である。
従って、奇跡とは、神の力が働いた証である。
ところが、聖書を解釈すれば、「人間には、神の力が働いた証は、決して与えられる事はない。」そのように解釈されると思います。
「邪悪で不義な時代は、証を求める。しかし、ヨナの証の他は、決して与えられる事は無いであろう。」
日本語版の聖書の福音書には、そう記されている。
奇跡は、決して起こる事は無い。それが、神の意思である。神の計画は、大宇宙の法則に従った現象の進行により、成就する。
「見えざる神の御手」という言葉を、時々聞きます。
聖書には、人類の大多数の者達は、滅び(perish)に定められており、救済される者は、ごく少数であると記述されています。
予定説(Predestination)があります。人類のうち、滅び(perish)に定められている者と、救済に定められている者は、天地創造の以前に、神が既に定めている。
そして、誰が滅び(perish)に定められていて、誰が救済に定められているかは、人間は、絶対に知る事はできない。
この思想は、経験なクリスチャンにとって、底知れない恐怖となります。
しかし、希望は、与えられています。
「天の父の計画を、子(イエス・キリスト)と聖霊は知らない。」聖書の記述は、そう解釈される可能性はある。
天地の滅び(perish)と最後の審判(Last Judgment)は、聖書のヨハネの黙示録(Book of Revelation)に記されている。天使が、使徒ヨハネ(John the Apostle)に幻を見せて、天地の滅び(perish)と最後の審判(Last Judgment)を啓示した。
神が御心を成就する時は、御名を宣言する。神の栄光の為にである。幻として示される事柄は、最終的に成就されると決定した事では無いと解釈される余地がある。
新約聖書に記述されている事は、その時点で、イエス・キリストや使徒達が、人間が知る事を、天の父から許された事だけを人間に伝えた。
アメリカの禁欲的プロテスタントにとってのGod Bless Americaに対する考察。
アメリカのプロテスタントは、我が子に、聖書を我が子自身に解釈させて育てます。僕は、そう聞きました。
アメリカのプロテスタントは、神が新たな希望を与えてくれる事に希望を持ちつつ生きるだろうと思います。
アメリカ合衆国は、信仰の為に、建国の父達により、建国された国家です。
アメリカのプロテスタントは、神の御心が、アメリカ合衆国に成就することの希望を信じ、生きるのだと思います。
神の真理の封印が、新たに解かれる希望がある事を信じながら、アメリカのプロテスタントは、神の御心に適う日々を送り続けようと務めます。
神の真理の封印が、新たに解かれる事は、アメリカ人にとって、アメリカが、新たなアメリカになる事なのでしょう。
アメリカのプロテスタントにとって、この新しいアメリカは、神様がアメリカを祝福するアメリカなのでしょう。
人間は、神様の御心を知る事はできない。だから、人間には、明日のアメリカを知る事はできない。
しかし、アメリカのプロテスタントは、明日のアメリカが、今日のアメリカよりも、より神様の御心に適うアメリカになるだろうと信じているのでしょう。
よりアメリカらしいアメリカとは、より神様の御心に適うアメリカです。
アメリカのプロテスタントは、その人を神様が祝福するように、悔い改めを続けながら日々を送るのでしょう。
参考記事
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