NO.172 キリスト教の原理 その3 ヨハネの黙示録(Book of Revelation)など


ヨハネの黙示録(Book of Revelation)について


天使がヨハネに幻を見せて啓示した。これは、何を意味するのか?


神様は、必ず成就させる御心の時は、神様の名前を名乗ります。神様の栄光の為にです。
天使がヨハネに幻を見せて、その幻の中に指し示した事は、「神様が必ず成就させると最終決定させたことではない。」と、明示された可能性を判断します。

予定説の恐怖から解放される事を欲する衝動に精神を支配されている禁欲的プロテスタントは、この事に希望を持つかも知れません。

「私が好むものは、生贄ではなく、憐みである。」聖書には、そう書かれています。

キリスト教の預言として世界に伝えられているヴィジョンは、このヨハネの黙示録によるものだろうと思います。
世界の滅亡の時に、イエスキリストと選ばれた人達が復活し、1000年間世界を支配する。
この千年の終わりに最終戦争が起こり、サタンの軍勢は敗北する。その時に、全ての死人は最後の審判を受ける。

これらの幻は、神様の御意志によるヴィジョンですが、成就されると最終決定された訳では無い。僕は、そう解釈します。
敬虔なクリスチャンには、予定説の恐怖が、その人自身の問題である人達も居るでしょう。その人達に配慮して、この発言をしています。

ヨハネの黙示録(Book of Revelation)では、様々な事が人々に啓示されていると思います。
現実の世界に対する影響力は、大きいと思います。

その歌は、子羊の命の書に名前を知らされていない者達は、誰も覚える事ができなかった。


この言葉は、敬虔なクリスチャンに、疎外感を自覚させると思います。
この歌を覚える事をできない者は、滅びに定められている。
敬虔なクリスチャンは、この疎外感から解放されたいとする衝動を自覚する。
彼は同時に、絶望をも自覚する。この二つの衝動の葛藤を、解決しようとする衝動に、彼は動かされる。

この現実の世界で、人々が知覚できる事が真実とは限らない。

僕は、「この現実の世界。」という表現を使いました。この現実の世界とは、キリスト教の思想に従えば、神が創造した被造物の世界です。
被造物の世界は、真実の世界では無い。真実の世界は、聖なる神の世界です。
この現実の世界は、いずれは消え去ってしまう虚無の世界です。

敬虔なクリスチャンは、今彼が知覚している周囲の世界は、実は幻であって、彼は実際には虚無の宇宙空間を漂っているような感覚に陥るでしょう。

哲学者のデカルトは、この経験をしたようです。「我思う、故に我あり。」
彼は、彼の目で見て、彼の耳で聞いて、彼がこの世界に存在していると思い込んでいる。しかし、全てが幻かも知れない。彼にとって、確かなものは存在するのか?
彼は、苦悩する彼自身に気がついた。苦悩する彼自身と言う存在は、彼にとって確かに存在する。これが、彼の解決だった。

こうした状態は、ヨーロッパやアメリカの物理学に、大きく影響したでしょう。
経験なクリスチャンである物理学者は、この疎外感の葛藤から解放される衝動に精神を支配されたでしょう。
その結果、不確定性原理や量子力学が生まれたと思います。
「存在する。」状態でも無ければ、「存在しない。」状態でも無い。
この状態を想定し得た理由は、その物理学者が、彼が絶対に超えられない断絶で隔絶されている世界との接点を得たいとする衝動の為だと、僕は思います。


キリスト教信仰の基本は、神様を恐れる事。



ヨナのエピソードを、考察してみましょう。ニネベの人々は、ヨナの宣教により悔い改めた。イエス・キリストは、福音書の中で、そう語った。
ヨナの宣教によりニネベの人々の心が清らかになったとは、ヨナ書には書いていない。ヨナの預言が外れて、ニネベの人々が滅びなかったから、ニネベの人々は、ヨナを嘲笑った。
ヨナ書を読む人は、ニネベの人々は、心が汚れたままだと思うかも知れない。
ニネベの人々が行なった事が一つある。ニネベの人々は、神様を恐れたのです。「神様、私を滅ぼさないで下さい。」と、ニネベの人々は、神様に赦しを乞い求め続けた。

神様を恐れる事。これが、キリスト教の信仰の基本だと、僕は思います。

人間は、自分の力で善を行う事ができない無力な存在です。神様は、そのように人間を創造された。
だから神様は、人間に多くを要求されない。神様は、人間に、神様を恐れる事だけを、要求されるのだと思います。
神様は、人間の無力をご存知だから、人間に憐みを注ぎます。

自力で善を行おうとした人は、己の無力を痛感し、心を打ち砕かれて、神様の御前に頭を垂れる。
この状態が、山上の垂訓(Sermon on the Mount)の1番目では無いだろうかと、僕は思ったりもします。
「心の貧しき者は、幸いである。天国は、彼らのものである。」

以上、キリスト教の原理についての僕の考察は、今は、これで一区切りとします。このブログ記事の目的は、アメリカの政治情勢の考察です。
この目的の為に、キリスト教に対する考察が必要と思ったかせ、ここまで言及してきました。


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