NO.124 中国が民主主義でないことによる弱点。 中国政府は、どう克服してゆくだろうか? ・・・ テーマラベル : 一国二制度(One country, two systems)。中国政府は、今独立を勝ち得ている隣国を理解する。
中国が民主主義でないことによる弱点。
中国政府は、どう克服してゆくだろうか?
中国政府の人達が無能である事は、断じて有り得ない。中国は、10億人以上の多様な民族が共存する、広大な国家だ。
中国政府は、70年間、統治責任を果たし続けてきた。
中国政府の人達は、10億人以上の人達の中から、政権の中枢に上り詰めた人達だ。有能な人達でなければ、今の地位を獲得できなかっただろう。
しかし、彼らは全能ではない。人間であるが故に、能力の限界がある。
中国は、中国共産党による一党独裁です。その為に、中国政府の全員が、単一の視点による制約を受けているでしょう。
この事は、致命的になりかねない。
民主主義の利点は、多様性です。
中国には、広大な国土に、多種多様な地域社会が存在し、多種多様な人々が生存しています。
これらの人々は、多種多様な視点を持ち、多種多様な発想をします。
多種多様な視点による多種多様な発想の中には、どんな画期的な独創が埋もれているかわからない。
この画期的な独創に接することの意義は、計り知れず大きい。
有能でない人は、この画期的な独創に接する事の利点を利用できないでしょう。
しかしながら、中国政府の人達は、必要な有能さを備えているでしょう。
中国における民主化は、広大な中国の隅々から、多種多様な視点による多種多様な発想を吸い上げるでしょう。
中国政府の人達が、これらの多種多様な視点、そして多種多様な発想に接することにより、彼らは今まで知らなかった世界を知る事になる。
今まで為し得なかった視点で物事を見て、今まで為し得なかった発想をする事ができるようになる。
有能な人にとって、この事の利点は、計り知れないものがある。
人間は万能ではないから、この事は、自ら経験しないと理解できない。
中国政府の人達は、広大な中国の国土の中に、今の時点での彼ら自身が、想像もできない多様な世界が存在していることを知らない状態なのでしょう。
単一の思想に、全員の思想を統制する事は、全ての人達が、その思想に同じ発想の制約を受けます。
問題解決にとっては、この事は障害になります。
中国共産党政権の中枢の人達が、このことを理解していない可能性は有り得ないでしょう。
ただ、彼らは、この事を直視できないのかも知れない。
中国共産党政権にとって、民主化は問題は無いでしょう。有能でない者は、政権の中枢には登ってゆけない。
政権の中枢に辿り着いた者は、巧妙に、共産党政権と連携する方法を見つけ出すでしょう。
これを為し得なければ、彼は、彼の目的を実現できない。
中国共産党政権が民主化を採用したら、途轍もない大事業をやってのけるでしょう。多分ね?
日本のマスコミは、中国に対して色々言っています。
コメント
コメントを投稿