NO.118 香港デモに関して、興味深い記事を見かけた。 中国本土の権力闘争が、香港に関わっているらしい。それ以前に、経済の要因が大きいように思う。 ・・・ テーマラベル : 香港デモ。香港民主化運動の問題点。
そのインターネット記事によれば、香港の人々は、一流大学の卒業生でも、香港で一個建ての家に住めないらしい。
香港は、世界経済にとっても、極めて重要な土地なのだろう。その為に、中国本土や海外から大きな投資が為されて、地価が高騰し、不動産の価格も高騰している。
言い換えれば、そんな大きな香港の利点を、香港の人々は利用する事ができないんだ。
香港に有能な政治家がいたならば、香港にこんな大きな利点があるのだから、いくらでも中国政府と交渉できるはずだ。
中国政府にとって、香港は、存在しなくても困らない。何かの利益を生み出してくれたら、中国政府にとっては、香港の存在価値となる。
中国政府は、香港の防衛と外交を引き受ける。香港は、中国と国際社会の経済の窓口となる。アメリカやヨーロッパは、中国政府を警戒するが、香港を警戒はしない。
この交換条件が成立するのならば、中国政府は、香港の民主主義に干渉しない。香港政府は、中国本土の内政問題に、一切、口を出さない。
中国政府にとって、これで、何も問題は無いと思います。
中国政府にとって、香港が民主主義になろうが何になろうが、香港の人々が香港の中だけで大人しく生活していてくれたら、それで何も問題はないでしょう。
むしろ、中国政府にとっては、香港の民主主義を尊重することにより国際社会の信頼が得られたら、それが何よりも利益になるでしょう。
中国が、一帯一路(Belt and Road)を成功させる為には、国際社会の信頼を得る事は不可欠です。
香港デモの根本的原因は、香港の人々の経済的困窮なのかも知れません。
香港自体は経済成長を実現しても、香港の人々は、取り残されている。経済成長により、物価が高騰し不動産価格が高騰し、香港の人々の生活を脅かしているのかも知れません。
香港経済が成長を遂げるに相関して、香港に貧困(Poverty)層が拡大しているのかも知れません。
経済的困窮による怨みの衝動が、香港の人々を暴力に駆り立てているのかも知れません。
それが、香港デモの本質なのかも知れません。
そして、香港の人々自身が、この事を理解していないだろうと思います。
仮にそうなら、解決策は簡単です。香港が経済的利点を放棄する事が、最良の選択となると、僕は思います。
香港に経済的価値が無くなれば、外部から参入した人達は、どんどん撤退してゆくでしょう。
中国本土で権力争いをしている者達も、香港に逃げ込まなくなる。
中国政府にとって、香港に自由にやらせる事において、問題がより少なくなるでしょう。
香港の全員が、一様に貧しくなれば、物価は下がり、不動産価格も下がる。
貧困(Poverty)層は、無くなるかも知れない。
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