NO.115 日本の指導者達は、福島原発事故の時と、同じ事を、今の千葉県大停電で繰り返しているだろうと思っています。 日本の手法は、全てを事前に想定して対策を設定してマニュアル化し、そのマニュアル通りに行動しようとするものでしょう。これは、お役人の手法ですか? ・・・ テーマラベル : 日本政府の危機管理能力の不在。致命的でしょう。
以下の内容は、現役の東大の学生さんに宛てたメッセージを想定して作成しました。
東京電力福島原発事故の刑事裁判で、旧経営陣3人に対する無罪判決が出た。「想定外だから、我々に責任がない。」が、肯定された判決だった。海外の人達は、この判決により日本に対する評価を決めるだろうと思います。
東日本大震災の時、津波で福島第2原発の原子炉制御施設が破壊されて、原子炉が制御不能となりメルトダウンを起こして、周辺の広域が放射能に汚染された。
その際に、当時の指導者達が繰り返し発言した「想定外。」という言葉が、全世界から批判された。
「想定外の規模の津波が原因の事故だから、我々には責任がない。だから、我々に対する責任追及をしてはならない。」と指導者達は、主張しました。
海外の人々のセンスは、「最高責任者は、無条件に無限の責任を負う。」という事でしょう。「東京電力の最高責任者は、原発事故が生起した事自体に、責任を負わなければならない。」ということのはずです。
刑事裁判で問われる過失責任は、当時の法律を根拠に問われるでしょう。だから、判決は正当とされるだろうと思います。
しかしながら、海外の人々は、「想定外だから、我々に責任がない。」事を正当とする日本の指導者達の体質が、今も変わっていないと判断するでしょう。海外の人々は、このことを前提にして、日本に対する対応を決めるでしょう。
言葉を替えるなら、海外の人々の日本の指導者達に対する信頼は、正確にゼロです。
日本の手法は、全てを事前に想定して対策を設定してマニュアル化し、そのマニュアル通りに行動しようとするものでしょう。これは、お役人の手法ですか?
日本の指導者達は、福島原発事故の時と、同じ事を、今の千葉県大停電で繰り返しているだろうと思っています。
最高指導者が、無限責任を認識するのならば、常に「想定外」が存在する可能性を想定するでしょう。
そして、現在直面している課題に、想定外が存在している事を洞察し得る事が、指導者としての資質です。
今の千葉県大停電は、日本の指導者達の想定外の原因で発生して、想定外の事態に陥っているのでしょう。
千葉県全域の各所で、連絡手段が途絶えたままだったら、連絡すら入ってこない。
恐らく、お役所を含めて日本の指導者達は、現実に生起している想定外の事態に関して、現時点では、全く気がついていないでしょう。
いずれ、電力供給が完全に復旧した後に、事態が明らかになってゆくでしょう。
例えば、家畜の大量死により伝染病の流行が始まっていたならば、社会の面に現れてくるまで、時間がかかるでしょうから。
現状では、大量死した家畜は、腐敗するに任せるしかできないでしょう?
今、この事を貴方にお伝えする理由は、いずれ、現実が全てを明らかにするはずだからです。
僕には、現実に何が起こっているのか予想することは難しいですから、どうなるかはわかりません。情報が、すくなすぎますから。
何も起こっていないのかも、知れない。今回に限っては。
日本の指導者の人達は、東京大学の人達と認識を共有している事が多いのではありませんか?東京大学の人達が、適切な想定をされているか否かを、貴方が検証される事を希望します。時間が経過してゆけば、明確になりますから。
弱点のない人間は、いません。どんなに有能な人間であっても。自分自身の弱点を知ることは、重要ですから。だから今、この提案をしています。
本当に有能な人間は、己の能力の限界に、危機意識を自覚する。本当に有能な人間は、己の無力を熟知している。本当に有能な人間は、それだけ、過酷な仕事を依頼されるのです。
TOP記事
Lady MさんへのMessage
東京電力福島原発事故の刑事裁判で、旧経営陣3人に対する無罪判決が出た。「想定外だから、我々に責任がない。」が、肯定された判決だった。海外の人達は、この判決により日本に対する評価を決めるだろうと思います。
東日本大震災の時、津波で福島第2原発の原子炉制御施設が破壊されて、原子炉が制御不能となりメルトダウンを起こして、周辺の広域が放射能に汚染された。
その際に、当時の指導者達が繰り返し発言した「想定外。」という言葉が、全世界から批判された。
「想定外の規模の津波が原因の事故だから、我々には責任がない。だから、我々に対する責任追及をしてはならない。」と指導者達は、主張しました。
海外の人々のセンスは、「最高責任者は、無条件に無限の責任を負う。」という事でしょう。「東京電力の最高責任者は、原発事故が生起した事自体に、責任を負わなければならない。」ということのはずです。
刑事裁判で問われる過失責任は、当時の法律を根拠に問われるでしょう。だから、判決は正当とされるだろうと思います。
しかしながら、海外の人々は、「想定外だから、我々に責任がない。」事を正当とする日本の指導者達の体質が、今も変わっていないと判断するでしょう。海外の人々は、このことを前提にして、日本に対する対応を決めるでしょう。
言葉を替えるなら、海外の人々の日本の指導者達に対する信頼は、正確にゼロです。
日本の手法は、全てを事前に想定して対策を設定してマニュアル化し、そのマニュアル通りに行動しようとするものでしょう。これは、お役人の手法ですか?
日本の指導者達は、福島原発事故の時と、同じ事を、今の千葉県大停電で繰り返しているだろうと思っています。
最高指導者が、無限責任を認識するのならば、常に「想定外」が存在する可能性を想定するでしょう。
そして、現在直面している課題に、想定外が存在している事を洞察し得る事が、指導者としての資質です。
今の千葉県大停電は、日本の指導者達の想定外の原因で発生して、想定外の事態に陥っているのでしょう。
千葉県全域の各所で、連絡手段が途絶えたままだったら、連絡すら入ってこない。
恐らく、お役所を含めて日本の指導者達は、現実に生起している想定外の事態に関して、現時点では、全く気がついていないでしょう。
いずれ、電力供給が完全に復旧した後に、事態が明らかになってゆくでしょう。
例えば、家畜の大量死により伝染病の流行が始まっていたならば、社会の面に現れてくるまで、時間がかかるでしょうから。
現状では、大量死した家畜は、腐敗するに任せるしかできないでしょう?
今、この事を貴方にお伝えする理由は、いずれ、現実が全てを明らかにするはずだからです。
僕には、現実に何が起こっているのか予想することは難しいですから、どうなるかはわかりません。情報が、すくなすぎますから。
何も起こっていないのかも、知れない。今回に限っては。
日本の指導者の人達は、東京大学の人達と認識を共有している事が多いのではありませんか?東京大学の人達が、適切な想定をされているか否かを、貴方が検証される事を希望します。時間が経過してゆけば、明確になりますから。
弱点のない人間は、いません。どんなに有能な人間であっても。自分自身の弱点を知ることは、重要ですから。だから今、この提案をしています。
本当に有能な人間は、己の能力の限界に、危機意識を自覚する。本当に有能な人間は、己の無力を熟知している。本当に有能な人間は、それだけ、過酷な仕事を依頼されるのです。
TOP記事
Lady MさんへのMessage
コメント
コメントを投稿