NO.100 香港デモの参加者達について。香港デモには、中国本土からの、反政府勢力が参加していると思う。しかし、デモ参加者は、純粋な香港市民が大多数だろう。・・・ テーマラベル : 香港デモ。香港民主化運動の問題点。
香港デモは、香港市民の中立の権利を尊重しない。これは、民主主義ではないでしょう。
香港の一般市民には、香港デモに賛成しない人達もいるでしょう。その人達は、デモに参加しない。その人達は、平日に、職場に出勤する。
香港デモは、平日に、地下鉄の駅を閉鎖した。デモに参加しないことを選択した人たちが、職場に出勤する権利を阻害した。
香港デモは、職場に出勤する人達を、「裏切り者。」と、罵った。
香港デモは、個人のイデオロギーの自由を、否定した。これは、民主主義では、ないでしょう。
先日、香港の行政長官が、逃亡犯引き渡し条例の完全撤回を発表しました。これに対して、デモのリーダーの学生が、「撤回の決定が遅すぎた。」と発言した。
その学生が、中国政府に対して、強硬な姿勢で要求をした。
その発言は、「中国政府に許される事は、我々の要求を無条件に受け入れる事だけである。反対は、許されない。」と、解釈されます。
香港デモに、民主主義はふさわしくないと、僕は、判断します。
民主主義は、政権の選択です。
民主主義は、政治責任を負わなければなりません。
香港が、完全な統治責任を負うと言うことは、外交に全責任を負わなければならない事を意味します。
そして、香港が、香港の防衛に全責任を負わなければならない事を意味します。
香港が、香港の経済的成功に、全責任を負わなければならない事を、意味します。
民主化団体のリーダーは、自分自身の発言に、政治責任を負わなければなりません。
その為には、発言の政治的影響が、理解されていなければなりません。
その学生の発言は、中国政府に対する侮辱です。為政者は、侮辱を放置すれば、威信を傷つけられます。
威信を傷つけられた為政者は、統治責任を果たすことができなくなる。
政治責任を負う者は、為政者に対して、敬意を持って発言を行わなければならない。
この事を、その学生は、理解していなかった。
それ以前に、香港は、中国政府に保護されているのです。
香港自身は、外交にも、防衛にも、何一つ、香港自身で責任を負っていない。
全て、中国政府に助けてもらい続けているのです。
その学生が、この事を理解しているのなら、一連の発言は、あり得なかったはずです。
民主化デモは、香港に進出してきた海外の人々に、深刻な障害になっています。
観光客は、香港を敬遠します。
海外企業は、香港から撤退します。
香港の民主化デモは、外交無能であることを、証明し続けています。
返還後の20年間で、中国本土から香港に逃げ込んだ、反政府勢力が、香港デモを扇動しているのでしょう。
中国政府は、今、香港市民の中の反政府勢力に対処しようとしていると思います。
中国政府は、監視カメラやヘリコプターを駆使して、デモ参加者の、顔認証を行おうとしているようです。
反政府勢力の者達を、デモ参加者達の中から識別する為でしょう。
中国政府が、香港デモに適切な対処をしなければ、国際社会からの信用を失います。
国際社会には、冷静に情勢を判断できる人々がいます。
国際社会の、有能な政治資質を備えた人々からの信頼を得る事は、中国にとって、一帯一路(Belt and Road)を実現させる為に必要です。
香港問題の解決の道は、反政府勢力の者達に対する対処が為されてから始まるでしょう。
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