NO.102 Dar al-Islamは、日本の憲法改正を、どう判断するだろうか?・・・ テーマラベル : サウジアラムコの200兆円の信用創造(Money creation)が建設するDar al-Islam, 日本国憲法制定の目的はSF平和条約の前文に記載されている
サンフランシスコ平和条約の前文に、日本国憲法制定の歴史的意義が記されています。この事は、過去の記事で、何度か言及してきました。
現行の日本国憲法は、マッカーサー元帥のGHQの指導で、制定されました。
GHQは、アメリカの国会意思に従って、行動していました。
アメリカの意思は、第二次世界大戦の終戦処理を行う事でした。
その為に、アメリカは、日本との講和条約を締結する事を決めました。
アメリカには、日本との講和条約締結の為に、解決されなければならない課題があった。
第二次世界大戦の悲劇が繰り返されない保障を、アメリカは必要とした。
アメリカは、日本国が、問題の平和的な解決を行う意思と、個人の基本的人権を保障する意思を持つ事を、確認する必要があった。
アメリカは、制定された日本国憲法を、日本国によるこの二つの意思の宣言であると評価した。
アメリカは、日本国が、日本国憲法を遵守する事を理解していたでしょう。
更には、アメリカは、保険をかけていたと思います。
制定された日本国憲法を、サンフランシスコ平和条約の締結と、日本の国際連合加盟の条件とした。
日本国憲法は、国際連合憲章の原則を基準として作成された。日本国憲法の前文は、アメリカ合衆国憲法の前文をモデルとされた。
日本国憲法は、日本国が、国際連合憲章の原則を遵守する意思の宣言であると、評価される文章であると、僕は判断します。
アメリカが、日本との平和条約締結に踏み切った理由は、かつての大日本帝国である事をやめて、国民に基本的人権を保障する、平和主義の民主主義国家となる宣言を評価したからです。
制定された日本国憲法が、その宣言でした。
従って、憲法改正が為されたら、「日本国が、かつての大日本帝国として復活する事を、選択した。」と、判断されることになるでしょう。
国際連合は、70年間、日本を監視し続けてきたでしょう。
国際連合は、日本の監視機関としての役目も負っています。
国際連合は、国際連合憲章の、敵国条項を撤回しません。
で、今述べた事は、キリスト教世界における視点です。
現在の国際社会は、キリスト教世界です。
イスラム教世界には、イスラム教世界の視点があります。
現在の国際社会では、イスラム教世界の発言力は、大きく無い。そして、キリスト教徒は、イスラム教を深く理解するに至っていないようです。
僕もそうでしたが、ジハードは誤解されてきたようです。
イスラム教徒は、イスラム教を布教する義務を負います。
布教の目的は、過去の記事で何度か言及した通り、ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)の建設です。
ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)について、僕は、以下の記述を唯一の根拠にしています。
インターネットのフリー百科事典のウィキペディアで、ジハードについて、調べてみました。以下に、引用します。
この記事は、日本の平凡社の世界大百科事典からの転機であるとの事でした。
著作権の問題は、解決されていると判断しました。
「イスラム法の理念では,世界はイスラムの主権の確立されたダール・アルイスラームでなければならない。まだその主権が確立されていない世界は,ダール・アルハルブdār al‐ḥarb(戦争世界)と定義され,そこではイスラムの主権が確立されるまでジハードが必要となる。」
ジハードの語源は、「努力。」らしい。世界平和を実現させる為に、イスラム教徒は、不断の努力をしなければならない。
この努力は、永久的に継続されなければならない性格のものらしい。
世界平和を実現させて、それを維持する努力は、人類が存続する限り、維持され続けなければなら無い。
これは、歴史の鉄則です。
過去の記事でも言及しましたが、僕は、イスラム法は預言であると思っています。
イスラム法の預言は、現在の国際社会では、的中しています。
現在の国際社会は、キリスト教世界であり、戦争が絶えません。現在の国際社会は、戦争世界です。
現在の国際社会では、イスラム教徒も戦争をします。その理由は、現在の国際社会が、戦争世界だからでしょう。
イスラム教では、魔法を一切認めないでしょう。
だから、問題の平和的解決をする方法を見つける事をできない世界を、戦争世界と言うのでしょう。
そして、問題の平和的解決をする方法を見つける事に成功した社会が、ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)なのでしょう。
ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)は、国際連合憲章の原則の実現に、成功する世界です。
国際連合は、国際連合憲章の原則の実現に成功していない。
しかし、ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)は、これに成功する。
これが、イスラム法の預言なのでしょう。
サウジアラムコは、現時点では、株式公開(Initial public offering)の計画を表明しているに過ぎません。
しかしながら、彼らは、宗教的使命感に従って行動する可能性は考えられます。
彼らが、ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)の建設を意図しているとして、僕は、彼らの行動を予想してみました。
過去の記事で、言及しました。
サウジアラムコ自身を担保にして、世界金融市場で、信用創造(Money Creation)により、200兆円の数倍の規模の資金調達を行う。
その調達した資金を財源に、アフリカ全土の貧困(Poverty)地帯に、投資事業を行う。
アフリカの全ての民族に、安住の世界を提供し、安定した職業を提供する。
貧困(Poverty)地帯を消滅させる事は、戦争の要因を消滅させる事です。
この状態で、ダール・アルイスラーム(dār al‐Islām)は、日本の憲法改正に対して、何を発言するでしょうか?
日本の憲法改正は、日本を、ファシズムの戦争国家にする為に、行われますから。
日本の憲法改正に限らず、香港デモや、韓国の文在寅(Moon Jae-in)大統領のGSOMIA廃棄、その他の諸問題について、イスラム社会の人々は、何を思うでしょうか?
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