NO.052 第二次世界大戦における戦死者の遺族には、靖国神社での合祀(enshrinement)の拒否を望む人は、少なくありません。しかし、靖国神社は、これを許しません。 合祀(enshrinement)の拒否を許さない事は、国民を国家の生贄にする事です。 ・・・ テーマラベル : 日本の靖国神社は戦死者を神として祀ります。靖国神社は戦死者の遺族がこれを拒否する事を許しません。


合祀(enshrinement)とは、日本の靖国神社が、戦死者を、神として祀る事です。第二次世界大戦時の大日本帝国では、日本国民は日本を愛し、日本を守る為に戦って戦死し、靖国神社に祀られることは、兵士達にとっての喜びだったと伝えられてきました。
戦死者の遺族は名誉を与えられ、遺族には巨額の遺族年金が支給されました。

しかしながら、多くの戦没者の遺族が、戦死した家族が、靖国神社に合祀(enshrinement)される事の拒否を、靖国神社に要求していると、私は聞きました。
日本軍の兵士にとって、戦死して靖国神社に合祀(enshrinement)される事は、喜びでは無かったのでしょう。兵士達は、痛恨の死を遂げた。遺族は、戦死者達の怨みを知っていた。
だから遺族達は、戦後、合祀(enshrinement)の拒否を、靖国神社に要求し続けた。

しかし、靖国神社は、合祀(enshrinement)の拒否を、絶対に許さないのです。


僕は、この事を聞いた時に、軽くですが背筋が凍りつく恐怖を自覚しました。・・・これは、人間を神に生贄として捧げる行為です。生贄に定められたものには、生贄として捧げられる事を、拒否する事は許されません。

信仰の自由は、尊重されなければなりません。靖国信仰も、信仰の自由として尊重されるべきでは有ります。
しかしながら、戦死者が、どこで慰霊をされるかは、戦死者自身の意思、そして遺族の意思が尊重されなければなりません。

国会議員達は、信仰の自由を主張して、靖国神社に参拝します。しかし、合祀(enshrinement)の拒否を許さない宗教に、信仰の自由は存在しません。

靖国神社が、合祀(enshrinement)の拒否を許さない事は、靖国神社に合祀(enshrinement)する事が、人間を国家の生贄として捧げる亊である事を意味します。

以前は、どこで慰霊を行うかと言う遺族のこの意思は、尊重されていると思っていました。
靖国神社は、靖国で慰霊を望む人達に対して、慰霊の場を提供しているのだろうと、私は思っていました。
しかし、現実は、違いました。

靖国神社に参拝する国会議員達は、日本国民を、日本国家に生贄として捧げる司祭です。
現実に、彼らが、今の日本で行なっている事は、まさに、この事です。


一部のイスラム教徒が行う自殺爆撃は、彼らは、ジハードと呼称します。ジハードは、贖罪の行為であると、私は聞きました。ならば、自殺爆撃の実行者は、原則として志願者であるはずです。

これに対して、カミカゼなどの大日本帝国の自殺爆撃は、日本政府が、国民に一方的に命令して、実行されました。
命令された者が、命令を拒否する事は、許されませんでした。



大日本帝国軍の徴兵の招集命令は、赤い色をした紙に記載されていました。この召集令状は、赤紙と呼称されていました。

第二次世界大戦当時、徴兵は、いつ赤紙が配達されるであろうか知る事は、できませんでした。彼と、彼の近親者は、赤紙の配達に対する心の準備とともに、生活していました。
そして、赤紙が配達されると、配達を受けた者は、喜びの表情で自分を飾って、家族の元から出発しました。彼の近親者達もまた、喜びの表情で装って、彼を送り出しました。
この有様は、悲劇のテーマとして、戦後、幾つもの映画やテレビドラマで描かれ続けました。

一度、戦場に送られた大日本帝国の兵士達は、死ぬまで、戦場で戦い続ける事を、要求されました。
第二次世界大戦が終わった後、生き残った兵士達は、家族の元に帰ることができました。

大日本帝国政府は、戦死した兵士達は、喜びとともの神の国日本に生命を捧げたと、日本国民に宣伝し続け、戦死者の英霊を、靖国神社に合祀しました。


大日本帝国政府は、国民の人権を尊重しませんでした。国民を国家の為に生贄にする基本方針で、全ての施策を行いました。
大日本帝国政府が、施策を選択する基準は、「その国民を、いかに国家に有益な結果となる方法で、生贄にできるか?」でした。
日本国内にいた人達も、この事は、日常生活の中で、理解されたはずです。
原爆投下の際にも、戦場で戦う事ができる若い男性は、優先的に治療され、婦女子は治療を拒否されました。

戦没者遺族は、戦死した家族の無念を察知した。そして、戦後に、靖国神社への合祀を拒否した。これは、戦没者遺族の、日本政府に対する抗議の為の意思表示でしょう。しかし、靖国神社は、合祀の拒否を絶対に許さない。

すなわち、靖国神社への合祀は、「人間を国家に生贄として、捧げる事。」です。

今も日本政府の根本方針は、大日本帝国時と変わってはいません。

今の自衛官は、自分自身の本心を発言することを、許されません。彼らは、本心を発言しないで、下された命令を、忠実に遂行する事を要求されます。

国会議員達は、自衛隊員達の本心を断定します。「自衛隊員は、祖国日本を愛し、日本を守る為に、生命を失う覚悟をして、戦う事を決意した人達である。」と。
確かに、この事自体は、間違ってはいないでしょう。
しかしながら、理不尽な命令には抗議する権利は、自衛隊員に対しても、尊重されなければなりません。
しかしながら、自衛隊員は、彼自身の本心を発言する事は、許されない。
国会議員達が、「これが、自衛隊員達の本心である。」と一方的に断定しても、自衛隊員達は、本心を発言する事なしに、命じられたままに、任務を行わなければならない。

ある自衛隊員が、「我々は、祖国日本を守る為に、命がけで戦う覚悟はある。しかしながら、政府がそのような方針で、戦争を始める事には、反対する。」と発言することを欲しても、彼には、禁じられています。


日本政府は、中国に対する戦争挑発外交を、繰り返し続けています。
この結果、戦争の危険が高まっても、抗議の意見を述べる事は、自衛隊員達には、決して許されない。

国会議員達は、「自衛隊員は、国家の為に、尊い生命を捧げる覚悟をしている。」と国民に宣伝して、施策を決定しようとします。

政府は、マインドコントロールを、国民に施そうとしています。

現実に、安倍総理は、自衛隊員達に対して、「自衛隊員の皆様の愛国心に報いる為に、私は、憲法改正を実現させます。」と訓示します。
そして、この訓示が、マスコミ報道で、国民に宣伝されます。

そうした事の結果、再び、日本国民は、日本国家の生贄として、捧げられることになるでしょう。


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