NO.059 香港国際空港が、民主化デモで閉鎖されている。近い内に、他の国々の人々による、このデモに対する評価が、明らかになる。 他の国々の人々は、自分達が代償を支払うのならば、香港の民主化デモを支持しようとはしないでしょう。 ・・・ テーマラベル : 香港デモ。香港民主化運動の問題点。


香港の民主化デモのニュースが、連日、報道されています。
香港国際空港が、民主化デモにより、閉鎖されている状態です。香港を訪れている、大勢の旅行者やビジネスマンに、大きな実害が起こっているようです。

他の国々の人々が、この香港の民主化デモを、どう評価しているのか?・・・この事が、近い将来、他の国々の人々の行動に、反映されるだろうと思っています。

僕は、民主化デモによる実害を回避する為に、香港に進出した他国の企業が、次々に香港から撤退してゆくと思っています。
そして、香港を訪れる観光客は、激減するでしょう。

他の国々の人々は、自分達が代償を支払うのならば、香港の民主化デモを支持しようとはしないでしょう。

民主主義は、不断の努力により維持され続けなければなりません。
民主主義を維持し続ける事は、容易な事では、ありません。

民主主義を守ろうとする者達は、この目的の為に、適切な方法を選択し、そして不断の努力を継続する。そうで無ければ、民主主義を維持する事はできない。

民主主義を維持させ続けている国家の人々は、この事を知っています。彼らは、香港の民主主義者が、民主主義を守る為に、どのような方法を選択するかを見ています。
彼らは、適切な行動を選択しない者達に、民主主義はふさわしく無いと判断するでしょう。

民主主義は、自らの手で勝ち取られなければなりません。この事は、間違いない。
アメリカは、独立戦争を選択し、独立を勝ち取った。
独立の目的は、植民地の人々が、政府における、自分達の代表権を勝ち取る事だった。
民主主義の目的は、自分達の代表権を、政府の内部に獲得する事である。
その為の手段として、武力の行使を選択する事が、必要であるとは限らない。
インドのガンジーは、代表権の獲得の為に、非暴力が有効であると判断して、これを選択した。

香港の民主化運動の人達は、如何なるヴィジョンに従って、現在のデモを継続しているのか?

僕は、彼らが最悪に近い選択をしていると思います。

香港が民主化の実現を求める選択肢の一つに、香港が中国から独立する事が挙げられます。
僕は、あくまでも選択肢の一つとして香港の、中国からの独立を挙げたに過ぎません。香港が、この選択をすると、僕は思いません。

仮に、香港がこの選択を行うならば、香港は、中国と戦争をして独立を勝ち取らなければならないでしょう。
そして、独立国となった香港は、内政や外交、それに国防の全責任を自ら負わなければなりません。
独立国となった香港は、侵略者から、自らの武力で、香港を防衛しなければなりません。

香港の民主化団体は、中国からの独立は、選択しない。それならば、香港の民主化団体は、中国政府との話し合いで、全てを解決しなければならない。
香港は、中国政府の保護を必要としているから、中国から独立しないのです。

それならば、香港の民主化団体にとって必要な事は、中国政府と交渉を行い、交渉を成功させる事です。
香港の民主化団体には、有能な政治家としての資質が要求されます。

香港の民主化団体は、情勢を適切に分析し、中国政府が受け入れるだろう提案を作成し、その提案を中国政府に伝える必要があります。
この事は、ある国家が相手の国家に行う、外交交渉と、何ら変わることがありません。

小国家が、超大国を相手にして、外交交渉を成功させる事はあります。この事が実現する条件の一つは、その超大国が政治的に有能である事です。
その大国は、有能であるが故に、情勢を適切に分析して理解する。
そして、その大国は、自分達が何を選択すべきかを理解する。

有能な超大国は、小国から行われた提案の価値を審査します。有能な大国は、その審査により、提案を行った小国の価値をも評価します。

ここで、その小国が有能であり、その有能な超大国との関係で、その小国が何を選択すべきかを理解し得るケースについて考えます。
有能な超大国は、小国から為された提案を審査して、その小国が有能である事を理解します。有能な超大国は、その小国が信頼できるパートナーである事を理解します。
有能な小国は、超大国が有能であることを理解し、パートナーとして連携する事を提案する選択をする。有能な小国は、この提案を行う為に、その超大国に、外交交渉に応じることを要求するのです。

このケースにおいては、双方が自分自身の役割分担を理解し、自分の役割を遂行する能力と意思を持つ。
そして、双方が、この事を理解する。
そして、双方の同意が成立する。

歴史において、このような外交交渉が成立した事例は、実在していたでしょう。小室直樹先生は、古代ユダヤのヘロデ大王と、ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスとの間の外交交渉を、挙げられました。

仮に、小国が適切な判断を成し得ず、小国が選択する行動が障害を引き起こすだけならば、有能な超大国は、小国が障害を引き起こさないように支配力を行使します。

中国共産党政権は、14億人の人々と、広大な国土に対する統治責任を果たし続けています。
中国共産党政権が有能でなければ、彼らは、統治責任を果たせず、政権を失っていたでしょう。

有能な中国共産党政権が、一国二制度(One country two systems)の理念を選択し、この理念を堅持し続けようとしている。
彼らは、一国二制度(One country two systems)の理念を堅持し続ける事の価値を理解し、この選択を行なっている。

香港の民主化団体は、この事を理解しない。中国政府は、香港の民主化団体が、適切な判断をしないと結論する。
だから、中国政府は、香港の民主化団体の要求を受け入れる事ができない。

中国共産党政権は、14億人の人々に対する責任を果たす為に、そう選択します。

香港の民主主義による選挙で、中国政府のパートナー足り得る有能な指導者が選出されるのなら、中国政府は、これを承認するでしょう。
そして、中国政府における、香港の代表権を承認するでしょう。

香港は、中国政府の保護を必要とするのです。中国政府は、香港を保護することを選択する。
香港は、この事を中国政府に感謝し、中国政府の方針を尊重し、協力する為に、中国政府に参加する。

香港が中国に返還されて、20年が経過した。その20年間、この問題は、起こらなかったのです。本来なら、もっと早い時期から、この問題は起こっていたはずでした。
中国本土から逃げ込んできた犯罪者の引き渡しを要求する事は、どの民主主義国家においても、正当とされる事です。
香港が、犯罪者の引き渡しに応じないのならば、香港は犯罪者の逃げ込み場となってしまうでしょう。

中国共産党政権は、一国二制度(One country two systems)の理念を堅実し続けてきた。中国共産党政権は、香港が主張する香港の存在意義を尊重し続けてきた。中国共産党政権は、香港に対して、最高の礼(Confucianism)により対応し続けてきた。

中国共産党政権は、20年間、全世界に対して宣言し続けてきた。「我々は、我々の掲げる理念を、堅持し続ける。」
そして、「我々は、全世界の国々が、我々に敬礼を持って接するに相応しい国であることを、全世界の国々に証明し続ける。」

中国は、中国の目的の達成の為に必要だから、そうするのです。


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