NO.085 日本のスーパーコンピューターの京(K computer)は、使い物にならないのだと思う。日本の理化学研究所(Riken)の、本当の価値を象徴していると思う。 日本に、スーパーコンピューターが不在になるのにも関わらず、何故、京(K computer)は運用を終了されるのか? ・・・ テーマラベル : 日本の理化学研究所(Riken)の設備は殆ど休止状態なのかなあ?
日本のスーパーコンピューターの京(K computer)が、運転を停止した。京(K computer)は撤去されて、同じ場所に、後継機の富嶽(Fugaku)の建設が開始されます。
今後、富嶽(Fugaku)の稼動するまでは、日本は、スーパーコンピューターが不在となる。
富嶽(Fugaku)の稼働開始まで、京(K computer)の稼働を継続させる選択は、為されなかった。
京(K computer)は、計画時は、計算速度が世界最高速と宣伝されていた。稼働開始時には、世界第2位で、現在は、20位らしい。
京(K computer)の計算速度が必要とされる目的は、数多く存在するでしょう。
しかし、今、京(K computer)の稼働は、停止される。
京(K computer)には、重大な問題があって、使用に耐えられないのだろうと結論する。
この事は、日本の理化学研究所(Riken)の、本当の価値を象徴しているのだろうと思う。
京(K computer)と後継機の富嶽(Fugaku)は、日本の文部科学省と、日本の理化学研究所(Riken)の共同のプロジェクトである。
京(K computer)の抱える問題は、文部科学省の機構の呼称を象徴していると思う。
文部科学省の機構の故障の障害は、日本全体に影響を及ぼす。
京(K computer)のプロジェクトが発表された時に、その時の政権与党の日本の民主党による審査の会議が公開された。
この会議では、このプロジェクトの推進の為に、要求された予算の規模が問題にされた。
この会議で、民主党の担当者が質問した。
「何故、計算速度が世界一の必要があるのですか?」
この問題提起に対して、プロジェクトチームは、適切な応答をしなかった。
プロジェクトが、適切なヴィジョンによって推進されていたならば、京(K computer)の実用において、何が要求されるかが理解されていただろう。
京(K computer)のプロジェクトチームは、実用において、京(K computer)に何が要求されているかを、社会に訴えて、理解と支持を得るべきだった。
京(K computer)のプロジェクトチームは、これを為し得なかった。
日本の民主党も、京(K computer)ブロジェクトの問題の摘出を為し得なかった。
スーパーコンピューターに要求される性能要件は、計算処理速度だけではないでしょう。
複数のタスクを、並行処理する事は、有効に行い得るか?
処理するタスクの切り替えは、速やかに行い得るか?
アクシデントからの復旧は、速やかに行い得るか?
京(K computer)のプロジェクトチームは、これらの課題に対して、日本社会の人々の理解と承認を得る必要があったはずです。
この事は、プロジェクトを成功する為に、必要だっただろう。
彼らは、これを成し得なかった。
日本の民主党も、問題の摘出をできなかった。彼らは、京(K computer)の処理速度が証明された時点で、弁解を始めた。
日本の民主党は、スーバーコンピューターに何が要求されるのかを、理解していなかった。
京(K computer)のプロジェクトチームも、日本の民主党も、職責を果たせなかった。その為に、問題を摘出する機会は、失われてしまった。
京(K computer)は、相互に連結されている、膨大な数のコンピューターで構成されている。
一つ一つのコンピューターは、決して、小さくは無い。これらは、広い部屋の全域に、配置されている。その様子は、まるで戦没者墓地の墓石のように見えます。
相互連結のロスは、膨大な規模になるだろう。
他国のスーパーコンピューターは、ずっとコンパクトに、まとめられているだろう。高い性能を、維持する為に。
京(K computer)は、稼働を停止することが、運用の終了のセレモニーに組み込まれていました。
そのニュース映像を見て、京(K computer)は、今まで、一度も稼動が停止される事が無かったのだろうと、僕は、思いました。
一度シャットダウンしたら、再起動して、適切に稼働するまでの調整が、途轍もなく困難な作業であることが示唆される。
そして、一度シャットダウンしたら、それまでのタスクは、保存されない。
タスクの並行処理は、できない。
京(K computer)は、現実の用途には、使用に耐えられないのでしょう。その為に、今、稼働を終了する事しか選択できなかったのでしょう。
京(K computer)の稼動停止は、富嶽(Fugaku)の稼動開始まで、待てなかったのでしょう。
現実の使用に耐えられれば、京(K computer)は、富嶽(Fugaku)稼働まで、スーバーコンピューターの利用を必要とする目的に、使用され続けていたでしょう。
富嶽(Fugaku)も、稼働を開始した時点で、旧式化しているでしょう。更には、稼働を開始した時点で、現実の使用には、耐えられなくなっているかも知れません。
以前、理化学研究所(Riken)の子供達の見学会の様子が、テレビ放送されました。
全ての設備の稼働が、停止されていました。
理化学研究所(Riken)は、日本全国に、膨大な数の設備を保有しているようです。
その殆どがの設備が、休止していると推測されます。
子供達の見学会は、通常、稼働中の設備の見学の様子を、テレビ放送されるでしょう。
文部科学省(Ministries of Japan)と、理化学研究所(Riken)の共同プロジェクトは、殆どの場合、失敗に終わったのでしょう。
この事は、文部科学省(Ministries of Japan)の、組織が故障している可能性を示唆します。
そして、同様な組織の故障は、中央省庁全体に共通している可能性を、僕は危惧します。
中央省庁の組織の故障の影響は、日本全体に波及します。
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