NO.075 中国の一帯一路(Belt and Road)構想に関わる、香港デモの意味について。 トランプ大統領のコメントは、アメリカの立場を言い尽くしていると思います。 ・・・ テーマラベル : 一帯一路(Belt and Road)は、世界経済を大恐慌(Great Depression)から救っている。カテゴリーラベル : Belt and Road, マクロ経済学
中国の一帯一路(Belt and Road)構想に関わる、香港デモの意味について。
トランプ大統領のコメントが、アメリカの立場を言い尽くしていると思います。
「中国が暴力を行使して、第二の天安門事件と認識されるなら、米中貿易交渉は難しくなる。」
僕は、非力な個人の立場から、発言します。
非力な個人が、「中国は、信頼できる。」と認識できる事を希望します。これが、全てです。
非力な個人は、できる事が限られている。常に適切な判断を為し得るとは、限らない。
弱者である故に、自己防衛を第一に考えます。
中国の一帯一路(Belt and Road)は、全世界規模で、非力な個人の十分な数だけの支持が得られなければ、成功しないでしょう。
そうなったら、僕が困るから、習近平(Xi Jinping)首席と中国政府の皆さんに、要望しています。
言うまでも無い事ですが、トランプ大統領の発言は、内政干渉では有りません。もちろん、習近平(Xi Jinping)首席は、ご承知です。
色々な発言をする人達がいるから、「内政干渉は、許さない。」と言う意思を、明確にしたのだと思っています。
トランプ大統領の発言は、アメリカの意思を明確にする目的のものです。
アメリカは、どの国の政府であっても、民衆に対して、軍事力を行使する事を、如何なる場合でも、容認することはできない。
アメリカは、内政干渉はしない。中国が、どの行動を選択するかは、中国自身の意思に委ねられる。
しかし、中国政府が、香港の民衆に武力を行使するならば、アメリカの立場として、米中貿易交渉は、行う事はできない。
アメリカの意思を明確にすることは、トランプ大統領の職責です。
ちなみに、日本の河野外務大臣は、中国の王毅外相に対して、一国二制度(One country, two systems)の原則を守る事を要求しました。これは、内政干渉です。
彼は、公式の会議の場で、内政干渉を行いました。
まずいと思っています。この後の情勢に対して、間違いなく、悪影響を及ぼすでしょう。
一般的に、個人は、中国の一帯一路(Belt and Road)が、如何に自分に利益をもたらしているのかの、理解に至る事は容易では有りません。
現在の世界経済は、大恐慌(Great Depression)にいつ陥っても不思議では無いと、僕は思っています。
そして、実は、世界経済が大恐慌(Great Depression)に陥ることを、一帯一路(Belt and Road)が抑止し続けていた事に、僕は最近気がつきました。
貧富の格差(Economic inequality)がエスカレートすることが、経済を、大恐慌(Great Depression)に陥れます。現在の世界経済は、貧困(Povety)層の拡大と、少数の富裕者への富の集中が、同時に進行しています。
これは、結果的にですが、少数の富裕者が、大勢の人々から富を収奪しているに等しい状態になっている事が想定されます。
この事が、大恐慌(Great Depression)の原因の原因となります。
富裕者の人達は、正当な権利を行使しています。ただ、システムに問題があると思っています。
富裕者は、富を蓄積させるだけで使いません。貧困(Poverty)者は、所得が無いから、商品を購入できません。
中国は、富裕者の資産に流れ込もうとしている富の一部を分岐させて、中国に誘導し、その富を、全世界の貧困(Povety)地帯に投資し続けています。
この事が、世界経済の経済循環を維持させ、大恐慌(Great Depression)を抑止し続けてきました。
アメリカは、中国を為替操作国と批判しますが、中国が為替操作国となった事が、世界経済を大恐慌(Great Depression)から救い続けてきたと言う事でしょう。
中国は、世界情勢を適切に洞察できたと思います。そして、一帯一路(Belt and Road)の適切なヴィジョンを構築できた。
その為に、一帯一路(Belt and Road)が、世界経済が大恐慌(Great Depression)に陥ることを、抑止し続けたのだと思います。
全世界の多くの人々が、中国が行なっている事を適切に理解できない事が、一帯一路(Belt and Road)に対する障害の原因になるかも知れない。
その時には、世界経済は、大恐慌(Great Depression)に陥ります。
全世界の多くの人々は、非力な個人です。適切な理解をする事が、困難な事も多いです。
中国政府の人達は、多くの事を行う事ができます。ですから、中国政府の人達が、全世界の個人の人達に、適切な理解を得る仕事を為される事を希望します。
僕も、非力な個人であり、自分の生存を中心に考えます。だから、今の要望を、中国政府に申し出ます。
中国政府が、香港市民に、武力を行使することは、最悪の結果を招くと思います。
「中国政府は、我々にも武力を行使するかもしれない。」
全世界の多くの個人が、この認識する。
その結果、一帯一路(Belt and Road)に重大な障害になるかも知れない。
世界経済は、大恐慌(Great Depression)に陥る。
正直、香港の人達が、民主化を要求する事が、彼ら自身にとって、適切か否かは、僕には、わかりません。
民主主義には、大きな責任が伴います。人々は、自分達が選択した政権が行うことに対する全ての責任を負わなければなりません。
政権は、自国に対する統治責任を、果たさなければなりません。
敢えて、言いましょう。
中国政府は、広大な国土と、そこに住む多民族の人達に対する責任を負っています。
中国政府は、その責任を果たし続けてきた。簡単なことでは、無かったでしょう。
その責任を果たす事を、中国政府は、すべてに優先させてきたでしょう。
中国政府は、その責任を果たし続けることに成功してきた。中国政府は、何が為されなければならないかを理解できる。
そんな中国政府が、返還後、20年経っても香港の要求を受け容れる事ができないなら、香港は、民主化にふさわしく無いと、僕は、認識します。
民主主義は、獲得する事をできない人達には、ふさわしくない。
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