NO.015 「自分の国は、自分自身で守る。」などと言う者達は、具体的にはどうするか、考えた事有るのだろうか? 日本の自衛隊がホルムズ海峡を航行する船を護衛するためには、東アジアからインド洋に、何箇所も基地が必要だろう?考えた事、あるのか? ・・・ テーマラベル : 日本国憲法制定の目的はSF平和条約の前文に記載されている。日米安保条約と日本国憲法。


「自分の国は、自分自身で守る。」などと言う者達は、具体的にはどうするか、考えた事有るのだろうか?


 憲法を改正して、自衛隊を自由に海外に派遣して、武力行使できるようにする。・・・それで、解決するとでも思っているのだろうか ?
 仮に憲法改正して、自衛隊が自由に海外で活動できるようにしたとしよう。ホルムズ海峡で、航行の自由を守る為には、何が必要か?

 その前に、「自分の国は、自分自身で守る。」などと言っている者達は、今迄の平和的で平穏な世界情勢の感覚で、物事を考えているんだろう?平和ボケだろう。
 安倍総理が、「今の日本を取り巻く安全保障環境は、かつての米ソの冷戦時代と比較して、比較にならない程悪化した。」などと言うが、安倍総理自身が、今の平和的で平穏な世界情勢が空気や水の如きに当たり前の感覚だろう?

 平和ボケしているんだよ。

 冷戦時代のアメリカは、戦争の危機を、今とは比較にならない程に切実に感じていたはずだ。
 だから、日米安保条約の堅持は、決して手放すことができなかった。日本の最軍国主義化を抑止し、アメリカ軍の全世界規模の展開を維持し続ける為に。

 アメリカは、かつてのソビエト連邦との戦争の可能性を、本気で考えていた。だから、アメリカと同盟国の陣営と、ソ連と同盟国との間には、鉄のカーテンで仕切られて、双方の間には交流が殆ど無かった。
 双方とも、相手が消滅しても生きて行ける準備をしていた。

 今の日本の防衛論議は、平和ボケしている者達の論議だ。実行したら、どんな想定外が生起して、どんな事態に陥るかわからない。


 本題に入るけど、日本がホルムズ海峡の航行の安全を自力で確保することを例として考える。
 自衛隊がホルムズ海峡の航行の安全を確保する為には、まず、武装した艦船を、日本本土から当該海域にまで航行させなければならない。そして、当該海域に、拠点となる港を確保しなければならない。
 そして、当該海域の自衛隊に必要な物資の補給を確保しなければならない。・・・非常事態時に、燃料が尽きて、護衛艦が動けなくなったら、それで全てが終わる事になる。

 ホルムズ海峡の航行の安全の確保とは、戦争状態を想定していると言う事だ。自衛隊に港を提供する事は、自らも戦争に巻き込まれる可能性があることを意味する。
 ホルムズ海峡まで向かう護衛艦は、戦闘の意思を持った武装艦と見做される事になる。東アジアからインド洋の航路の周辺の国々は、航行を承諾してくれないんじゃ無いかな?
 自衛隊の交戦相手の国と、時刻との関係が悪化することを望まないだろうから。

 簡単に港を提供してくれる国は無いかも知れない。平和状態の時には提供してくれていても、戦争の情勢になったら、退去を要求される事になるだろう。
 自衛隊に物資を提供する事は、自らも戦争に参加することを意味する。引き受けてくれる者を見つける事は簡単じゃ無いだろう。

 で、港を提供してくれた国が、別の国と戦争になり、港が攻撃される事だってある。そんな時に、自衛隊は、どうするんだろう?

 トランプ大統領が、ホルムズ海峡の航行の安全を確保するための、有志連合を募っているとの事だが、日本に護衛艦の派遣は、求めていないんじゃ無いかな?
 ヨーロッパの国々なら近いから、派遣は、それ程難しく無いだろうけれど、日本は、遠すぎる。・・・障害が、多すぎる。


 中東から日本本土までの航行の安全を自力で確保すると言う事は、航路の全てを自衛隊の護衛艦で護衛を行う事だろう?
 航行する日本船籍の船舶を、付ききりで護衛するのか?ならば、船舶の数だけ、護衛艦が必要になる。

 海域ごとに役割分担するのか?ならば、分担する部隊ごとに、拠点となる港を確保しなければならなくなる。
 そして、その拠点を維持する補給などのシステムを、日本が自ら維持しなければならなくなる。

 憲法改正したら、事情は、更に悪化するだろう。今までは、日本国憲法に規定された平和主義を堅持するから受け入れてくれていた国々が、日本が戦争国家に方針転換したと見做されて、受け入れてくれなくなる。
 機雷除去のような掃海活動も、受け入れてくれなくなるかも知れない。

 憲法改正したら、自衛隊の護衛艦を中東に派遣できる可能性は、ゼロになるんじゃ無いかな?

 日本が中東からの原油供給を、自力で確保できないのならば、中東からの原油供給に依存する事自体を、変更しなければならない事になります。

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