NO.031 2013年3月23日、作成記事。日銀に新総裁と副総裁が就任した。これでアベノミクスの失敗が決定した。 6年間デフレ脱却できていない事は、アベノミクスは何処かが間違っていたと言う事じゃ無いかなあ? ・・・ テーマラベル : MMT。年金国債。日本銀行の直接国債買取によるケインズ政策。これらはマクロ経済学の原理に適っている。 カテゴリーラベル : マクロ経済学
以下の記事は、6年前に、アベノミクスについて作成したものです。炎上する事を避ける為に、自ら公開する場での投稿は、控えていました。
最近、日本国憲法の歴史的意義が、サンフランシスコ平和条約の前文に記されている事を知った為、このブログの2番目の記事を公開する為に、このブログを開設しました。この記事も、投稿します。
誹謗中傷の意図は、有りません。個人を特定していますから、そこは配慮しなければなりません。経済は、生活に直結しますから、感情が高ぶった書き方になったかもしれません。
ただ、以下で述べた事は、現在も疑惑を抱き続けています。
○2013年3月23日。午後3時。
日銀に、新総裁と副総裁が就任した。これで、アベノミクスの失敗が、決定した。
安倍総理は、最初、「政府が新たに国債を発行し、それを直接日銀に購入させて、その資金で公共事業を行う。」と言っていた。・・・この言葉を最後まで、守り抜けば、アベノミクスは成功し、デフレ脱却は、成功しかも知れない。
一つの真実が明確になった。・・・「政府が、新たに国家の巨大な借金をしない限り、景気は回復せず、デフレ脱却もできない。」と言う事だ。
「そんな事をすれば、国家財政は破綻する。」と言う奴は居るだろう。・・・なば、こう言おう。「国家財政破綻を代償としなければ、デフレ脱却は、できない。」と言う事だ。
アメリカでも、同じ性格の事が、ほぼ同時期に行われた。・・・アメリカ政府が、国家の借金の法定上限額を引き上げた。
アメリカ政府が、新たに借金をする事が可能になったから、アメリカも、日本と同時期に、景気回復へと向かい始めた。
全世界の投資家達は、アメリカ政府が発行するアメリカ国債を、全額購入するより選択肢は無い。・・・アメリカ国債が破綻すれば、アメリカ国債で運用を続けている、自分達の資産が破綻するからだ。
日本国内にも、全世界の金融市場にも、真実を理解し得る者は、存在していると言う事だろう。・・・全世界の金融市場の真実理解する者達は、各国中央銀行やIMFなどの愚策を嘲笑っているのかも知れない。
しかしながら、アベノミクスは、その本質が、全く異質なものに、すり変えられてしまった。
今の日本の金融資産は1200兆円以上と言われているが、大半が、国債等で運用中である。国債が破綻したら、天下り官僚達などの、これら金融資産も破綻する。
安倍総理が最初に言った、「政府が新たに国債を発行して日銀に直接購入させる。」と言う方法では、天下り官僚達が利益を得る余地は無く、国債の破綻のリスクのみが拡大する。
だから、「日銀が新たに日銀券を発行して購入する国債。」を、「政府が新たに発行する国債。」で無く、「過去に発行された、銀行等が保有している国債。」に、すり変えてしまったのである。
天下り官僚達の資産を運用している、焦げ付きそうになった国債を、日銀が買い取って、肩代わりする。・・・と、言う事である。
そして、「政府が新たに国債を発行し、日銀に直接購入させて、公共投資を行う。(これは、正統のケインズ政策である。)」と言う提言を行った者を排除して、黒田らを、総裁や副総裁に据えたのだろう。
黒田らは、「市場に、断固として、日銀により国債購入などの大規模な金融緩和を続ける意思を、アピールする事こそが、重要である。」と主張している。
確かに、黒田の主張通りの効果は、出ている。・・・全世界の投資家達は、安心して、日本の株式の購入を続けている。
そして、日本の景気が回復せずに、日銀が国債購入などによる金融緩和を続けられなくなったら、安く購入した日本の株式を、高値で売り払うだろう。
即ち、バブル化した株価の暴落とともに、日本経済は崩壊する。
僕にとって、望ましい経緯となっている。・・・何故ならば、アベノミクスが成功すれば、安倍自民党は、参院選挙でも勝利し、憲法改正を実現するだろう。
その憲法は、間違いなく、悪魔憲法となり、日本は悪魔の支配する国となり、大日本帝国の悲劇を繰り返して滅びるだろう。
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