NO.008 ロシアが、中国の一帯一路構想に参加する事を支持します。ロシアは、中国の賛成を得られなけば、戦争をすることができなくなります。 NATOの皆様へ。ロシアの、中国の一帯一路構想への参加を支持します。ロシアの対EUの軍事力は、飛躍的に増強されるでしょう。 それが、EUの統合の強化を実現させるからです。 ・・・ テーマラベル : 一帯一路(Belt and Road)へのロシアの参加,欧州連合の課題,ドイツの選択 カテゴリーラベル : マクロ経済学
ロシアが、中国が掲げる一帯一路構想(Belt and Road)に参加したら、ロシアは、中国の賛成無しには戦争をできなくなる。ロシアの戦争は、中国経済の打撃となります。
NATOの皆様。ロシアの、中国の一帯一路構想(Belt and Road)への参加を支持します。ロシアの対EUの軍事力は、飛躍的に増強されるでしょう。アメリカは、これ以上の負担は、拒否するでしょう。
EUは、EU自身の問題として、この問題に取り組まなければならなくなります。EUの全ての参加国が目的意識を共有し、EU統合の強化が必要になるでしょう。
このEUの統合強化は、日本に住む私にとっても、有益と判断します。
問題は、克服されるでしょう。ロシアは、中国の賛成無しには、戦争をできなくなります。この事が、問題の克服を助けてくれるでしょう。
EU加盟各国は、EUから自国の利益を得る事しか考えないのでは無いでしょうか?だから、ヨーロッパの少数民族同士の民族紛争を放置し続ける。しかしながら、以下に述べるように、少数民族の紛争の解決は、当事者だけでは、どうすることもできないと、私は思います。
プーチン大統領は、ロシア国籍を望むロシア系住民に、平和的な方法により、ロシア国籍を与えようとしました。一人の日本人の目には、NATO各国が交渉により平和的解決を図るスタンスを選択しなかったように見えた。
ロシア国籍を望むロシア系住民にロシア国籍を与える方針は、原則としては、アメリカの支持すら得られるものであると思っています。
この事は、問題解決の為に、前提とされなければならないはずです。
勿論、この問題は、原則論だけでは解決できるものでは無いと思います。
しかしながら、武力衝突を止められなかった時点で、解決は失敗だったはずです。
民族紛争の火種はウクライナだけでは無いでしょうから。
少数民族の人達は、自分達は必ず、EUから見捨てられる事を確信したはずです。
自国第一主義とは、自国の事は、自国で全責任を負う事でしょう。トランプ大統領の目には、EUが自らの防衛責任を自ら負おうとしないと見えるから、NATOへの負担をアメリカが負う事を拒否しようと言う事なのでしょう。EU加盟を選択した国々は、EU第一主義たるべきなのでしょう。
EUが、EU第一主義である責任を負うのならば、何がなされるべきかを理解するはずだ。責任ある自由意志は、問題の解決策を、自ら見つけ出すことができる。ロシアは、EUと平和的解決の交渉が可能である事を理解するでしょう。私は、そう思います。
ロシアの、中国の一帯一路構想(Belt and Road)への参加を支持します。まず一つ指摘します。ロシアは、中国の賛成を得られない限り、戦争に踏み切る事が、出来なくなるはずです。
私は、戦争を、抑止します。第二次世界大戦の戦史の教訓、戦争を止められなかった時点で、全てが終わった。日本にとっても、そうでした。我々がこの事を忘れてしまったら、全てが無意味です。
私は、戦争で、誰も死なせたくはありません。
中国経済は、今、世界経済の経済循環の中の、完全な一員です。世界経済の何処かで生起した破局は、必ず、中国経済に波及します。ロシアが戦争を起こせば、必ず、何らかの世界経済の破局を生じさせます。中国は、この事態の生起を容認する事ができないはずです。
EUを初めとする国々は、この事を前提として、判断を行う事ができる。ロシアも、EUがこの事を前提とした判断を行う事を、前提として判断を行う事ができる。ロシアもEUも、お互いが、相手が戦争を回避させる意思決定をした場合に、その相手の意思を信頼できることになる。
ロシアの人々は、繰り返し侵略を受けてきた過去の歴史の記憶の亡霊に、今も苦しめられているのだろうと思います。ロシアは過去、国土の奥深くまで侵略を受けて、奪い返してきた歴史を繰り返してきたのでしょうから。大きな犠牲を強いられてきた。
この過去の歴史の記憶の亡霊は、今もロシアの人々の心から離れないのだと思います。しかし今、解放される可能性が生まれたと思っています。
これからのロシアは、戦争を回避させる選択ができると思います。
安全保障の為の軍事力を充実させる事と、軍事力を行使させるか抑止力として行使を回避させるかの選択を行う事は、別の問題のはずですから。
今、EUは、様々な問題を抱えているようです。ロシアや中国は、それぞれがEUが抱えている事と同じ問題を抱え続け、両国政府は、統治責任を果たし続けてきました。
両国とも、何が為されなければならないかを理解を為し得る国であるはずです。
具体的な施策について、私は、十分に判断は及ばないでしょう。しかしながら、これら両国ならば、有効な施策を見つけ出すでしょう。
お互いが、相手を理解する事になるでしょう。そして、お互いが、歴史上初めて、対等で、最良のパートナーを得られた事を確認する事になると思います。中国が常に主張している、ウィンウィンの関係の、またとないパートナーです。
ロシアが参加した一帯一路構想(Belt and Road)は、統一した経済圏として、誰もが予想していなかったような成長を遂げると思っています。
現時点では、ロシアの広大な国土は、未開のフロンティアでしょう。ロシア自身、このフロンティアに潜在している価値を知らなかった。ロシアにとって、一帯一路構想(Belt and Road)への参加の目的は、この広大なフロンティアの開拓でしょう。
ロシアが、外への侵略に利益を求める事は愚策です。
第二次世界大戦後に、自国経済を植民地経営に依存する帝国主義は不適切である事が証明されたと聞きました。植民地が全て独立して、国々の経済が、一つの世界経済として再構築される事が適切であると証明されたと聞きました。
中国とロシアの統一経済圏にとって、外の世界は、経済交流によって利益を得るマーケットであるはずです。戦争は、このマーケットを損なう。回避させるべき選択ですね?
一つ設問を置きます。ロシアにとって、東ヨーロッパの様々な紛争に軍事介入することにコストをかける事と、同じコストを、国内のフロンティアの開拓にかける事を比べた場合に、どちらが得られる利益が大きいでしょうか?
ロシアが、一帯一路構想(Belt and Road)に参加すれば、ロシアの豊かな天然資源は、全て中国が購入してくれるでしょう。今までのように、ヨーロッパに販売したり、日本まで、パイプラインを伸ばす必要は無くなります。経済制裁の手段として、使われることすら無くなります。
中国が、全世界と貿易をする。ロシアは、中国と経済の相互協力をする。ロシアは、宇宙ステーションや連絡宇宙船などの、全世界が必要とする何かの産業を選択し、その産業に全ての力を投入する。ロシアが専業化すれば、他国には負けない。中国は、役割分担の利益を理解するでしょう。
国防の為には、ロシアの国境線を突破されない十分な軍事力を配備すれば良い。ロシアは、過去とは、比較にならない規模の軍事力を配備できるようになるでしょう。国境線を突破されても、ロシアの国土に入り込みすぎた敵は、過去の戦争では、全て敗北しています。そして、その敵国の崩壊の原因になっています。
EUは、このロシアと対峙しなければならなくなるでしょう。東ヨーロッパの紛争による障害が、ロシアに波及する事になれば、ロシアにとって経済的な利益が見込めなくても、軍事介入を行う事は、ロシアにとって必要となるでしょう。
EU諸国が、紛争地帯の主権を尊重する事は、自分達は関係の無い第三者であるとのスタンスで、向かい合う事にもなります。紛争の双方の当事者達は、見捨てられた状態で、孤立し、為す術がない状態で、双方が相手に対する不信をどうする事も出来なくなる。
紛争の当事者の双方が、相手を憎み続ける事に苦しみ、疲れ果てている。紛争の当事者の双方が、苦しみから解放される事を、切に、欲している。紛争の当事者の双方が、憎み合うのでなく、慈しみ合いたいと願っている。紛争の当事者の双方が、意識の表面では、この谷の対岸の敵も、我々と同じ家族と共に、平和で幸せに暮らしたいだけの人々なのだとは、理解している。
しかしながら、過去の悲劇の記憶が、彼らの内面で、当人にはどうにもならない心の呪縛となってしまっている。環境が変化しない限り、当人達だけでは、どうする事もできないと言う事でしょう。彼らには、第三者の、積極的な手助けが必要なはずです。
方法は、あるはずです。例えば、紛争地帯の子供達を、EUの最高の大学の教育を受けさせることは可能でしょう。子供達が、今まで知る事が無かった新しい世界を知る事は、大きな意味を持つでしょう。紛争地帯の人達は、自分達が、見捨てられていなかった事を理解するでしょう。方法は、あるはずです。
私は、ドイツに注目しています。ドイツは、ロシアとフランスと言う二つの軍事大国に挟まれ、歴史的に、戦乱の宿命を負った国だと理解しています。ドイツが、当事者として、度重なる悲劇の渦中にあった歴史的経験に、私は関心を持っています。
だからこそ、私はドイツの人々が、歴史と社会情勢の本質に対して、傑出した問題意識で見つめ続け、歴史と社会情勢の本質に対する傑出した洞察力を体得されただろうと確信しています。ドイツの人々の、歴史により心に負われた傷は、今も、計り知れないものがあるだろうと思っています。
私は、ドイツの人々が、こう認識されていると聞きました。「第二次世界大戦で、ドイツ軍は、殺されたドイツ人よりも遥かに大勢のロシア人を殺した。ロシアは、必ず、復習するだろう。」と。
ドイツの人々が、心に負った怨念は、同じでしょう。戦争の罪を全て、ドイツの人々に負わせる事は適切で無い事は、ヨーロッパの人々は理解されているでしょう。戦争は、ヨーロッパの全ての人々の心に深い傷を負わせました。ヨーロッパの人々は、今も、戦争による心の傷を、癒す事ができないでいるのでしょう。
ドイツの人々が、歴史的怨念による復讐を選択されるのか、復讐の連鎖を断ち切る選択をされるのか、私は、注目します。
後者の場合には、ドイツの人々が体得された、歴史と社会情勢の本質に対する傑出した洞察力は、多くの人々を救う為の、掛け替えのない力となると思っています。
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