N0.011 アメリカがイランとの戦争に踏み切ったら、イランは破壊されるでしょう。しかし、第二のイスラム国が誕生するでしょう。 「キリスト教徒が、イスラム教徒の国を破壊した。」イスラム教徒に、そう見られるかも知れませんね? ・・・ テーマラベル : 破壊されたイランには第二のイスラム国(Islamic state)が誕生する カテゴリーラベル : Iran



繰り返しSNSで投稿してきた事ですが、アメリカがイランとの戦争に踏み切ったら、イラン国家は壊滅するでしょう。しかし、間違いなく第二のイスラム国が誕生するでしょう。
そのプロセスを、分析してみました。
イスラム教徒は、本来、極めて温和で憐れみに満ちた人々だと聞きました。
過去に、迫害を受けて難民となったキリスト教徒を憐れみ、安住の住処を与えた、イスラム国家の話を聞きました。

そんな人達だからこそ、一度攻撃を受けると、その経験がトラウマとなり、怨念と憎悪を抑えられなくなると思います。
イラクなどの空爆の巻き添えになった人々の二ュースを見ますが、これらの人々の心は、底知れないトラウマを負うでしょう。
心に深いトラウマを負った人が、宗教指導者になったケースを考えます。
イスラム教は、宗教指導者の心のトラウマが、そのまま宗派の性格を決定してしまう宗教に思えます。

分析の為、以下の事例を述べます。

アッラーの命令を、事前に知らなかったことは問題にならなかった。何かが起こった時に、聖典を調べて解釈して、それでアッラーの命令を知った後は、それを守れば問題はなかった。
人間だから、間違いを犯すこともある。知らなければならない事を、知らない事もある。知った時に、直せば良い。
在りのままのその人を、否定せずに、そのまま許容しているのですね?宗教指導者であっても、普通の信者であってもです。

そして、宗教指導者が聖典を解釈した、その解釈が、そのままアッラーの命令と見なされると思います。
宗教指導者が、聖典を適切に解釈しているか否かの疑問は、投げかけられないように思います。
イスラム教でも、創造者と被造物は峻別される。宗教指導者も被造物たる人間。アッラーの御心は、理解し得ない。だから、「宗教指導者が聖典の解釈を行い、その解釈に従った者は、アッラーの命令に従ったものと見なそう。」と言う思想が存在していると判断します。
宗教指導者により、聖典の解釈には、様々な解釈が為される余地が存在しているはずです。その為に、様々な宗派が生み出されたと、私は判断します。
心に深いトラウマを負った宗教指導者は、そのまま許容される。その指導者の行う聖典の解釈に、怨念と憎悪が影響することも、そのまま許容される。
その結果、イスラム国を建設する宗派が生み出されたと判断します。

恐らく、かつてのタリバンも、今述べた原理で生み出されたのでは無いでしょうか?
アフガンの土地は、かつては人々は温和で平和に暮らしていた豊かな土地だったと聞いています。
そこに、超大国の軍隊が突然やってきて戦争を始めた。

イスラムの人々の主観では、「我々が平穏に幸せに暮らしているところに、アメリカ軍が突然やってきた。アメリカ軍は、我々が手の届かない高空から爆弾を落として我々の生活を破壊した。彼らは、私の愛する家族を殺した。」と言う事でしょう。
私の認識が適切だとしたら、アメリカ自身が、アメリカの敵を、作り出した事が結論されます。
この事を、アメリカの認識が及んでいなかったなら、アメリカ自身が、アメリカの敵を、作り続けてきた事が結論されます。

アメリカによる経済制裁と入国管理は、安全保障の為の適切な処置ですが、ある致命的な状態を生み出していると思います。
アメリカの人々とイランの人々の、直接対峙してのコミュニケーションによる相互理解の可能性を、完全に断ち切ってしまっているはずです。
その結果、相互に相手を十分に理解することが絶望的に困難な状態に陥り、そのために解決策を見つけ出す事が絶望的になっているのでは無いでしょうか?
大勢の人達の中には、直接対峙してコミュニケーションを行うことにより、相手を深く理解する人が、必ず、出現します。その人が、解決策を見つけ出し、提案してくれる。

アメリカは、知らずして、自らこの可能性を断ち切り続けてきたように思えます。
恐らく、タリバンの誕生の時以来、ずっとそうだったのでは無いでしょうか?アメリカは、不幸にして、この事に気がつくチャンスが無かったのでは無いでしょうか?
その結末は、如何なるものになるでしょうか?


第二次世界大戦時のアメリカと日本との戦争が、判断の参考になるでしょう。
当時の大日本帝国政府は、当時の日本人が、アメリカ及びアメリカ人を、直接知る事ができるチャンスを、完全に断ち切り続けた。

アメリカ人も、日本及び日本人を、直接知る事ができなかった。

日本人は、日本政府の宣伝により、完全にマインドコントロールに支配された。日本人は、政府に言われるままに、玉砕や一般市民の集団自決、カミカゼなどの自殺攻撃を遂行し、その際、他の選択を行う判断ができなかった。

アメリカ人も、そんな形で日本人を見る事でしか、日本人を判断できなかった。
その結果、大都市の無差別爆撃の繰り返しや原爆投下による悲劇的な結末でしか、戦争終結をする事ができなかった。

現状では、どのイラン人も、アメリカ人の事を深く知る事が出来ないから、猜疑心に縛られた想像が固定観念になってしまう。その結果、宗教指導者がアメリカを悪と名指しされたら、人々は、そのまま鵜呑みにする事しか選択できなくなる。宗教指導者自身が、他の人々と同様の固定観念に呪縛され続けているでしょうね?

第二次世界大戦時、アメリカ軍は、日本の民間人に対して、保護の保障を伝え続け、自決の中止を呼びかけ続けました。
日本の民間人は、「アメリカ人は悪魔である。」と施されたマインドコントロールから逃れる事ができず、自決以外の選択ができなかったのです。


日本には、イランの人達と、直接コミュニケーションを行なった人達が何人もいますから、その人達が我々に、イラン人やイラン国内の事を、伝えてくれます。


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