NO.041 連合国から、押し付けられた憲法。: 仕方が無いだろう。日本には、まともな憲法を創る事を出来る者が、一人も居なかったのだから。 ・・・ テーマラベル : 過去70年間に日本国憲法を理解した日本人は居なかった,国憲法制定の目的はSF平和条約の前文に記載されている。カテゴリーラベル : 国際連合憲章
連合国から、押し付けられた憲法。: 仕方が無いだろう。日本には、まともな憲法を創る事を出来る者が、一人も居なかったのだから。
マッカーサーのGHQは、最初、日本人に憲法を作らせようとしたんだ。彼らは、日本人が作った憲法草案を見て、ひどすぎるので、最低限の修正を加え、「これで、やりなさい。」と日本に命じたんだ。そんな、所だろう。
日本人には、まともな憲法を創る事をできる者が、一人も居なかった。アメリカは、そんな日本を可哀想に思って、憲法を作ってくれたんだ。
マッカーサーの判断が正しかった事は、歴史の中で証明され続けてきた。
日本国憲法が制定されたから70年間、日本には、まともに憲法を理解できる者すら、一人も居なかった。
過去の記事でも言及したけれど、日本国憲法の制定の歴史的意義は、サンフランシスコ平和条約の前文に記されている。
制定された日本国憲法が評価されて、サンフランシスコ平和条約の締結と、日本の国際連合加盟が決まった。
その前文には、日本は、国際連合憲章の原則の遵守の宣言を評価され、そして世界人権宣言の目的の実現の努力の宣言を評価されたと記載されています。
この二つの宣言が、日本国憲法であるとは、前文には明記されていませんが、僕は、そうであると確信します。
僕の確信が正しければ、この日本国憲法制定の歴史的記憶を継承している人達は、必ず実在しているはずで、日本国憲法が変更されたら、その人達は、必ず日本に審判を下すはずです。
日本国憲法は、国際連合憲章の原則を、文章化したものと判断される。
国際連合憲章の原則は、問題の平和的解決と、基本的人権の保障ですが、日本国憲法は、この国際連合憲章の二大原則を、条文の文章に書き直したものと理解される。
日本国憲法第9条は、国際連合憲章第1章第1項の趣旨を、日本国の憲法の条文として文章化したものと理解される。
連合国が、そうさせたとしたら、連合国は、この事を覚えているはずでしょう。
日本人が、まともな憲法を作ることができるのならば、まず、上で述べた日本国憲法制定の歴史的意義と向かい合っているはずだろう。
日本国憲法の変更は、国際連合憲章の原則の遵守の宣言の撤回と、世界人権宣言の目的の実現の努力の宣言の撤回と見なされる事を意味します。
この事は、日本国憲法の変更は、サンフランシスコ平和条約の無効と、日本の国際連合加盟の無効を招く事を意味します。更には、アメリカが日米安保条約の廃止を選択する事態を招くでしょう。
アメリカは、現行の日本国憲法を前提として、日米安保条約を締結したのだから。
日本国は、再びファシズム国家となる事を選択したと見なされ、孤立し、様々な国々との軍事衝突を引き起こすでしょう。日本の国会議員達には、このような事態を適切にマネジメントする事を成し得る者は居ないでしょう。日本は、破局へ向かって暴走する。
今まで日本人は、このようなことが、わからなかったのでしょう?
これ、日本人には、まともな憲法を創る能力が無いと言う事ですよ?
憲法の目的は、国の在り方を決定する事では無い。国の在り方は、主権者が決定します。憲法の目的は、国家の適切な制御です。
日本人が憲法を変更したら、日本国の適切な制御が不能に陥るのならば、日本人には、まともな憲法を創ることができないと言うことです。
名前は忘れましたが、ある憲法学者は、テレビ番組で、「憲法とは、歴史的事件から学んだ国家に課する制約です。」と発言された。
その憲法学者は、日本国内だけでなく、全世界の様々な研究成果を研究されたはずです。
他の国々は、彼が紹介した方針により、憲法を建設し、あるいは改正してきたのでしょう。
現行の日本国憲法は、日本国が再びファシズム国家となり、第二次世界大戦の悲劇を繰り返す事を抑止する為に、日本国家に課する制約として制定されましたね?
更に一つ指摘すべき事は、憲法は、その国の意思の宣言であると言う事。他の国々は、その国の憲法を見て、その国の国家意思を判断する。そして、その国への対応を決定する。
その国の主権者は、この事を利用して、国家を制御する。
前述したサンフランシスコ平和条約の前文によれば、連合国は、制定された日本国憲法を、日本国の意思と認めて、日本国との平和条約の締結を意思決定し、日本国の国際連合加盟を承認した。
過去70年間、日本人には、この事を理解できた者が一人も居なかった。
コメント
コメントを投稿