NO.038 ホルムズ海峡の航行の安全確保をイランに引き受けて貰う事を、提案します。 アメリカ以外の国が有志連合に参加する事のリスクについて、言及しましょう。 ・・・ テーマラベル : アメリカファーストによる国際連合解散の可能性, 破壊されたイランには第二のイスラム国(Islamic state) が誕生する カテゴリーラベル : the Coalition of the willing,Iran
ホルムズ海峡の航行の安全は、イランにとっての利益のはずです。ホルムズ海峡を航行する船舶が、他国の船籍であっても、安全を確保する事を引き受ける事は、イランの利益のはずです。
先日のタンカーテロの首謀者がイランである事は、考えにくい。まず、イランにとって、かかるテロを行う事は何の利益もない。そればかりか、真っ先に、イランが疑われる。
しかも、時期的に、イランのホメニー師が、日本の安倍総理に、アメリカとの仲裁を依頼した直後です。そんな時期にテロ行為を行う事は、仲裁を引き受けた安倍総理を不利な立場に追い込み、日本とイランの信頼関係を破壊することになります。
イランを陥れようとしている第三者の陰謀でしょう。
これは、誰もが思う事ですね?
仮に、ホメニー師が、安倍総理にアメリカとの仲裁の依頼を、このタイミングで行なっていなかったら、まともにテロ疑惑がイランにかかっていたでしょう。
イランは、この謀略を事前に察知して、安倍総理への仲裁依頼を要請したのでしょうか?
このような陰謀が実行されるような状況は、周囲の情勢に、どんなアクシデントを引き起こすかわからないと危惧します。
ホルムズ海峡の航行の安全確保をイランに引き受けて貰う事が、情勢の不安定化要因を排除する為に好ましいと思います。
アメリカや、有志連合への参加国にとっても、この問題の速やかな解決は、望ましいと思います。
イランは、「約束された経済制裁が解除されないから、我々は核合意の上限を超える高濃縮ウランを製造し続ける。」と宣言し続けています。
イランが製造を続けている濃縮ウランは、5パーセント程度です。核兵器の製造に必要なウランの濃縮率は、90パーセント以上ですから、イランが、この先、僅かずつウラン濃縮率を引き上げていっても、濃縮ウランの濃度は、平和利用の域を超える事はないでしょう。
この状況では、有志連合は、「イランが核兵器製造を意図している。」と断定して、この事を理由に、イランと戦争を始める事はできないでしょう。
戦争を始める正当性が認められない戦争で、兵士達が生命を落とす事は、兵士達、そして兵士達の家族にとって、精神的に耐えられない事でしょう。
そんな戦争を断行した政権は、国民の批判に晒されて、政権の存続そのものが危ぶまれることになるでしょう。
アメリカ以外の有志連合参加国にとっては、アメリカのトランプ大統領の2期目の大統領選挙での当否にも、関心を持たざるを得ないはずです。
もし、次のアメリカ大統領選挙で、民主党の大統領が誕生したら、対イラン政策は、変更されるかもしれない。有志連合は、解散されるかもしれない。
アメリカ以外の有志連合参加国の政権は、窮地に追い込まれるかも知れない。
僕が認識している、トランプ大統領にとっての、時期大統領選挙における危機要因を、一つ指摘しましょう。
トランプ大統領は、3人の女性民主党議員に対して、「出身国に帰れ。」と発言しました。
僕は、この発言自体は、3人の個人的なイデオロギー批判であり、人種差別では無いだろうと認識しています。
アメリカの国是イデオロギーは、「アメリカの建国の理念に賛成し、自らの祖国としてアメリカを選択した者がアメリカ人である。」という理念であると聞いています。
そして、「アメリカに移民して、アメリカ政府を否定するのならば、崩壊寸前の出身国を立て直す事に尽力すべきである。」と3人を非難する事が、トランプ大統領の主張であると認識していました。
しかしながら、彼は、彼の支持者達との集会で、彼に賛成して、「3人を送り返せ。」と連呼し続けた支持者達に対して、「私が連呼を要求したわけではない。私は人種差別をしない。あの連呼は、私の責任では無い。」と、支持者達に責任転嫁をしました。
彼は、今まで熱心に彼を支持し続けた、彼にとっての生命線であったはずの支持者達の支持を失った可能性があると思っています。
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